とうちゃん亭

アメリカで暮らすとうちゃんの日記

金曜日にフィッシュフライ

この辺りには金曜日にフィッシュフライを食べる習慣がある。もともと金曜日は肉を食べないという宗教的な習慣から来ているみたいなのだが、多くのレストランやバーでフィッシュフライが金曜のスペシャルになっている。この街に引っ越してきた当初はフィッシュフライの食べ歩きなどを毎週金曜日にしていた。ちょっと前に友人宅でフィッシュフライをごちそうになって以来、再びフィッシュフライが気になり始めた。たまたま上の息子もフィッシュフライが食べたいなあと言っていたので、今週の金曜日はフィッシュフライを予定していた。友人が使っていた魚はとれたてをすぐさまフィレにして船で冷凍したというタラ。冷凍物だがこれが驚くほど新鮮で美味しかったので私達も同じものを買ってきた。市販のフィッシュフライ用の粉も買ってきて、ビールを加えてビアバター。そして欠かせないのがタルタルソース。ゆで卵、ピクルスをマヨネーズ、水切りヨーグルト半々で混ぜていただいた。

アメリカのフィッシュフライには白い御飯って感じじゃないなあと思っていろいろ考えてみる。パスタとかパンとか考えてみたが、そういえばワイルドライスがあったことを思い出した。都合良くエビと野菜でとったストックも冷凍してあったのでそれでワイルドライスを煮る。別鍋できざんだ野菜(タマネギ、ニンジン、セロリ、ニンニク)を炒めて、こちらではリゾット用の米を煮た。冷凍してあった刻んだチョリソなども投入。最後にこれらを混ぜてワイルドライスのリゾットの出来上がり。イタリアのお米のネットリとワイルドライスのプリプリのコントラストが楽しい一品になった。チョリソのピリ辛も良いアクセント。ワイルドライス、息子達にはどうかなと思っていたが、上の息子はたいそう気に入っていた。下の息子は”ナンじゃこりゃ。”って感じだったが。まあ彼はフィッシュフライを沢山食べていたので良しとする。

フィッシュフライにはコールスローサラダも合うなあということで、キャベツ、タマネギ、ニンジンを千切りにして作った。
準備に結構時間がかかってしまったので、皆お腹を空かしていた。あっという間に夕食終了。