とうちゃん亭

アメリカで暮らすとうちゃんの日記

バジルの香を楽しむ

朝病院で採血をされて、やっと朝ご飯が食べられる身になった。かあちゃんと前から計画していた病院のそばにある朝食を出すレストランへ。
私はホランデーソーズがかかったエッグベネディクトwithアスパラガス。最近は滅多に食べる機会がないが、私の好物。半熟の黄身がローストしたアスパラガスとからまってとても美味しい。クリーミーなホランデーソースもたまらない。かあちゃんはスモークサーモンのオムレツ。ちょっと食べさせてもらったがこれもとても美味しかった。”仕事のゲストを連れて来るのにも良いね。”などと話しながら、朝食もそろそろ終わりという頃に家にいる上の息子から電話がかかってきた。モモの調子がおかしいと言う。あわてて帰って獣医さんに連れて行った。コインなどの固形物を食べた疑いもあったのでレントゲン。レントゲンには何も写っていなかった。そうこうしているうちにモモも落ち着いてきて、水分補給をしてもらって帰宅。何事もなさそうで良かった。救急で見てくれる獣医さんが近所にあるのはとてもありがたい。レントゲン代で私が来月買おうと思っていた自転車用の超軽量ヘルメット代は軽く吹っ飛んでいってしまったのだが。
モモの状態が急変しないとも限らないので念のため私は家に残ることにした。

夕食はポットローストがメイン。豚肉ロースに塩、すりおろしたニンニクそしてマージョラムというハーブをすり込んでまずは表面をこんがりと焼く。マージョラムはマーケットで買ったもので、爽やかでかすかに甘い香がする。肉をいったん取り出して、大量のタマネギを軽く炒めたらその上に肉をのせて弱火にして1時間半から2時間。この後火を止めてから少しおいておくとさらに肉が柔らかくなるのだが、今日は時間もないし、もともと柔らかいロースなのですぐにいただく。一緒に調理したタマネギはトロトロになって、肉の旨味も合わさってすばらしいソースになる。塩とウスターソースをちょっと加えた。

週末にマーケットでバジルを大量に買ってペストを作っておいた。これでパスタをいただく。ペストに暖かいパスタをからめた瞬間オリーブオイルに包まれていたバジルの香がフワッと解放される。すばらしい香だ。バジルのペストはやはり特別。下の息子の大好物で、私用かなと思っていた一番盛りつけの多い皿を所望して完食していた。そんなに好きとは驚き。

昨日の野菜の揚げ浸しやシュガースナップピーも一緒にいただいた。揚げ浸しは一晩で味が良くしみて、これもなかなか。
食後には露店でトウモロコシと一緒に買った地元産のメロン。この辺りでとれるメロンは甘くて本当に美味しい。良い季節になってきた。

モモは午後ずっと寝ていたけど夕食時になってお腹が空いてきたみたいで落ち着きがなくなってきた。お腹の調子が良くなってきているみたいなので少しホッとする。獣医さんにすすめられたようにほんのちょっとのお粥と肉からスタート。獣医さんからはスチームライスと言われたのだが、米をすすめられるとは思っていなかったのでちょっとビックリした。モモは一瞬でペロリ。物足りなさそうだったが、まずは様子見で少しだけ。
しかし、何がいけなかったのだろう?未だ不明。