とうちゃん亭

アメリカで暮らすとうちゃんの日記

ironchef012006-12-29

昨日大学に寄った際もう一つ用件ができてしまい、今日も午前中に再び大学を訪ねる。私が学生時代よく行っていたそば屋で大学に勤務している友人と昼食。なんと10年ぶり。もりそばと天丼まで注文してしまった。日本のそば屋さんのそばは全然ものが違う。とても美味しかった。
友人に車で送ってもらい新宿へ。別れを惜しみつつ駅へとむかった。中央線特急にのって故郷の山梨へ。帰宅したのはとうちゃんの母ちゃんが夕食の準備をはじめる頃。本日は手巻き寿司らしい。とうちゃん家は農家。出荷用の農作物(ぶどう、柿)以外にも自分たちが食べる野菜をつくっている。とうちゃんの母ちゃんがネギを採りにいくというのでついていくとほうれん草、大根、白菜、春菊などが育っている。ついついうれしくなってそれらも採っていく。日本に来たらまったく料理するつもりはなかったのだけどもうまそうな野菜をみていたらちょっと手を出したくなってしまった。大根とかにのサラダ、お味噌汁、ほうれん草のおひたし、茹でた春菊の胡麻サラダなどを作った。それにしてもこの家を出て行く前、高校生の頃はこうして野菜が裏庭でとれることのありがたみがちっともわかっていなかったなあ。みそ汁の味噌はとうちゃんの母ちゃんお手製のものを使わせてもらった。なんとも懐かしい味なのだ。

私は小さい頃おばあちゃん子だった。5年前はとてもしっかりしていた私のじいちゃんとばあちゃんはもうほとんど寝たきりで、人の名前もほとんど覚えてないと聞いていた。実際かあちゃんが先にきて私の名前を出してもよくわかっていなかったといっていた。それなのにじいちゃんとばあちゃんは私にあったときに私の名前を呼んで一瞬嬉しそうにしてくれた。ちょっと泣けてきた。