とうちゃん亭

アメリカで暮らすとうちゃんの日記

春菊あってこそのすき焼

職場の友人が餅つき機を貸してくれた。私達はもち大好き家族なのでありがたい。昨晩からもち米を水に浸しておいて、朝から餅つき機を使う。初めて機械を使うのでちょっと浮き足立ってしまった。準備をあまりせずに餅をつき始めたのでつきたてのもちは海苔でまいて磯辺もちにするのがやっとこだった。残りの大半はシートにした。それでもつきたての餅はたまらなくうまかった。息子達も喜んでいた。息子たちには蒸した御飯をちょっとつまませてあげたりして餅が出来る過程を見せてあげた。かあちゃんの”つきたての餅をもっと食べたい、不完全燃焼だ。”という希望に答えて明日も餅つき決定。明日は大根おろしとか納豆とかあんことかもやってみる予定。とうちゃん家では餅をついたら正月中は毎朝お雑煮というのが習慣だ。今年はこれがアメリカで出来るとは嬉しい。

正月を迎える準備(食べ物の話)を少しずつ始めていて、今日も日本料理屋さんにちょっと買い出し。そこで見つけたのが春菊。これはすき焼しかないだろうということで夕食のメニュー決定。
牛肉はサーロインティップローストを冷凍のまま薄くスライスしたもの。包丁での肉のスライスだいぶ慣れたけどミートスライサーがほしくなる。肉はなかなか柔らかくて相変わらず赤身に旨味があってとても美味しくいただけた。

肉以外の具は白菜、椎茸、エノキ、オイスターキノコ、ねぎ、焼き豆腐そしてもちろん春菊。焼き豆腐は水切りした木綿豆腐を直火で炙って作ってみた。上の息子が豆腐好きなのでほとんど食べられてしまった。久しぶりに食べた春菊はもうたまらない。あまいすき焼の汁にとても良く合う。上の息子も汁と良く合うなあといいながら食べていた。”春菊なくてもすき焼は楽しめるとか強がり言ってたけど、やはり春菊があると全然違うよね。”とかあちゃんも嬉しそう。
我が家はすき焼用の鍋がないのですき焼は土鍋すき焼。

アツアツを卵につけていただくと至福。それにしても息子達の肉を食べる勢いが最近ものすごい、最後の皿まで私達と一緒に食べ続ける。
〆は残った生卵を御飯にかけていただくというもの。とても幸せなすき焼の終わり方。