とうちゃん亭

アメリカで暮らすとうちゃんの日記

誕生日スペシャルディナー

上の息子の誕生日。上の息子は幼少をメイン州ですごしたこともあってか、ロブスターが好物。なにしろロブスターの一大産地、ロブスターを食べる機会がものすごく多かった。アメリカ中西部へ移ってきてからは食べる機会がめっきり減った。とにかく値段が馬鹿にならない。ということで、ここ何年か息子の誕生日には特別にロブスターを食べている。昨日作っておいたサプライズ料理はロブスターシチュー。ロブスター二匹を茹でてまず身と味噌をとっておく。ロブスターの味噌はバターと一緒に炒めて、さらに身を炒めたら牛乳とクリームをゆっくりと流し込んでいって、後は冷蔵庫で一晩寝かせる。シンプルだがロブスターの旨味がたっぷりのシチューの出来上がり。ロブスターの旨味だけでここまで味わい深くなるのかという驚きの一品。これを見て上の息子は大喜び。

さらに、誕生日なのだからスペシャルな夕飯にしてあげようと上の息子が大好きなものを集めたお子様ランチを作った。ワンプレートにハンバーグ、ナポリタン、チキンピラフ、海老フライ、ポテトサラダを盛りつけた。一品一品、なるべく美味しくできるように工夫してがんばったつもり。ハンバーグは最近美味しいと思っている黄金比率牛肉:豚バラ=5:1。以前たまたまこの比率で作った時にあまりに美味しくて、以来これが我が家の黄金比率になっている。チキンピラフはチキンストックで炊いた。ほとんど味付けしなくても旨味がたっぷり。

”どれから食べたら良いんだかわからないよー。”とか言いながら嬉しそうに皿に向かっている息子達の姿を見ているだけで、がんばった甲斐があると言うもの。私も小さい頃いろんな種類のおかずがのったお子様ランチにはワクワクさせられたものだ。

ケーキはかあちゃんが担当。朝からロールケーキに挑戦していた。私も巻くところだけ参加させていただいた。中にイチゴが入ったロールケーキ。スポンジの色が濃いのはサトウキビさとうを使ったから。息子達には大好評で、二人とももう一切れおかわり。生地はふっくらとしていてなかなか良かった。かあちゃんがんばったなあ。


さて昨日の夜乾燥し始めたビーフジャーキーは一晩経って完全に乾燥。噛み締めると旨味がジワジワと口の中で育ってくる。最初、一口かじって”あまり味がないなあ。”と言っていた下の息子は、噛めば噛むほど旨味が出てくるのに気がついてやみつきになっていた。キッチンに何度も来てはちょっとづつとっていってクチャクチャと噛んでいた。それにしても市販のジャーキーは濃い味がついているんだなあと実感。でも噛んでからの旨味はこっちの方がずっとある。