とうちゃん亭

アメリカで暮らすとうちゃんの日記

ラーメンとカツ丼

下の息子はシカゴで試合があった。恒例試合が終わったあとのご褒美は、日本食料品スーパーMitsuwaのフードコートでラーメンとカツ丼。


私たちはラーメンだけ、さすがにもうそんなに食べられない。

私は人生の中で自分のことを評価してくれる先生にも、自分のことが明らかに好きでない先生にも出会ってきた。人生とはそんなものですべての人が自分を好いてくれるなんてことはあり得ない。下の息子も今そんな苦労をしている。どうも新しいアカデミーのコーチが下の息子のことをそんなに気に入ってないみたいなのだ。私はいろいろなコーチを見てきたから実は最初に見たときに下の息子と合わないタイプだなと直感したのだが、そんな当たらなくていい直感は得てして当たるものなのだ。試合のあとに私がちょっとイラっとしてそのことをかあちゃんと話し始めたら下の息子は”別に気に入られていなくてもいい、気に入られているからって優遇されたって上手くなれない。うまくいかないのは自分のせいだ。とにかく一年ここで頑張らせてくれ。やるだけやってみる。”って言っていた。なんか私よりしっかりしているなあって嬉しくなった。なんか下の息子だったらできそうな気がする。
この試合で一人の子がウォームアップで気合が入っていなかったからといって出場させてもらえなかった。目に涙を溜めながら歩き始めたその子を横で励ましていたのは下の息子だった。あとで聞いたら”一生懸命頑張ったらまた使ってもらえるよ、頑張ろう。”と言っていたらしい。自分だって出場時間がちょっとのミスで削られて辛いのに、そういうことを自然にできる下の息子はいい子に育ってくれたなあと思う。まあコーチはそんなことをしている下の息子のことも気に入らないのかもしれないが。それが相性ってものだ。