とうちゃん亭

アメリカで暮らすとうちゃんの日記

反抗期2

今日はスムーシーも作らず、下の息子が寝ている時に家を出た。それでも昼頃にはかあちゃんに電話をかけてきて、状況報告と何を食べたらいいのか聞いてくる。ほっといたら自分の無力さと愚かさに気がつき始めたのだろう、態度もきちんとしてきたみたいだ。まあ、昼の時点で私は話す気がしなかったので、仕事に集中。そして家に帰ったら、丸二日寝込んで、かなり体調も回復したのだろう、下の息子が起きてきた。かなりポジティブにも見えるが、それでも私と目を合わせようとしない。でも部屋から出てきたと言うことはコミュニケーションを取りたいと言うことだろうと判断して声をかけた。”一体今度の遠征で何があった?風邪を引いたのはわかったけど、行く前はあんなに楽しみにしていたのに、帰ってきたらものすごい暗くなっている、なにがそのギャップを作っているんだ。”と聞いたら、下の息子が素直に話し始めた。最近体も大きくなってきて、プレーに自信がついてきて、このトーナメントはガンガンやれると思っていたのに、チームはガタガタだし、自分は風邪引いたし、思ったよりもプレーさせてもらえなかったし、コーチにも信頼されてない気がするし、なんか自信を無くしたと言うようなことを話してくれた。しかも最初の試合で決勝ゴールを決めたと思ったらオフサイドを取られて、その試合には0−1で負けてしまって、それを大会中引きずったと言うのもあるらしい。でも下の息子が全てを吐き出したのが良かった。私は”人間の成長は、そんなに急におこらないのだよ、自分が良くなったと思っても、なんども後退する。それでもコツコツと努力して、そして何年かたったら、自分がはるかかなたに進んでいることにやっと気がつくんだよ。色々なことを気にしないで、自分が好きなようにプレーしたらいい。それをコーチが気に入らなかったら、チームは他にいくらでもある。君が努力し続けて良くなっていけば、未来は自然と広がるよ。”と話した。下の息子は実は単純だから、さっと顔に元気が宿ったのがわかる。食欲もかなり出てきたようで、うどんが食べたいと言うので肉うどんを作ってあげた。下の息子も機嫌が良くなったところで、”このくそガキが、格好つけたことばっかり言いやがって、一回うまくいかなかったからって周りに当たったり、落ち込んだり、かっこ悪いだろ。反抗してかっこいいと思っているのは自分だけだぞ。”とこの一連のことで溜まったストレスも吐き出しておいた。私も親であることに自信を無くしかけたわ。やれやれである。