とうちゃん亭

アメリカで暮らすとうちゃんの日記

クレソンと牛肉

ちょっとだけ付け合わせに使われる事の多いクレソンも立派なおかずの主役になる。クレソンと牛肉はとても相性がいいので一緒に炒めて一品。ハラペーニョぐらいの大きさのレッドチリペッパーも色づけとちょっとしたスパイス代わりに使う。ちょっとかじってみたらとても辛かったので種を取り除いてあまり辛くないようにした。驚いた事にこのチリペッパーが炒めるととても良い甘みを出してくれた。クレソンはあまり熱を通さないで苦みも少し残した。牛肉は醤油と紹興酒にしばらくつけておいたらとても柔らかくなった。

肉がそれほど多くなかったのでもう一品タンパク質補給のために豆腐のサラダ。切り干し大根、シラントロ、鰹節、レタス、トマト、わかめ、とにかく思いつく具材を適当に入れてみた。そしてそれを中華風のドレッシングでいただく。チャイニーズストアで売られている実の入った辣油はかなりジャンクなのだけどクセになるうまさ。これをドレッシングに混ぜるといくらでも食べられそうな気がしてくるから怖い。

最後のキムチを食べたときに残った汁を捨てるのがしのびなくてとっておいた。これをコチジャンと一緒にこんにゃくにからめて一品。鰹節と刻みネギをブワッとたくさんかけていただくととても良いサイドになった。

キュウリの塩漬けがまだ残っていたのでちょっと目先を変えるために即席でキュウリのきゅうちゃんもどきを作ってみた。昆布やショウガと一緒に酢、砂糖、醤油で味付け。ポロポリとしていてなかなか美味しい。かあちゃんは”これどうしたの?”と不思議がっていた。何でか聞いたら”買ったものみたいなやばい旨味がある。”と言っていた。きっと良い昆布を沢山使ったから濃い出汁が出ていたのだろう。

みそ汁は白菜と芥菜。どちらも切れ端なのだが、みそ汁に入れると甘みが出て美味しい。

夕食の支度ができた頃にかあちゃんがサッカーの試合から帰ってきた。”勝った、勝った、しかも2ゴールした。”と興奮状態。かあちゃんの一世一代の試合を見逃したと息子達と悔しがった。