とうちゃん亭

アメリカで暮らすとうちゃんの日記

エビの殻のスープでカレー

一月からはマーケットはさらに小さくなる。その代わりに街のシェフ達が入れ替わりで朝食をサーブするという企画がある。上の息子がこの朝食が好きで楽しみにしている。今日のメインのメニューはポレンタ(トウモロコシの粉で作る粥のようなもの)に煮込んだポークが添えてあるもの。ポレンタはかなり当たり外れが大きいと思うのだが今日のものは大当たり。とても楽しめた。

ベンリナーを購入して野菜がシャカシャカとスライスできるのが楽しい。マーケットで買ったジャガイモをスライスしてポテトチップスをつくってみた。カリカリでなかなかいい出来。包丁でスライスするより数倍楽だ。息子達にはいいおやつになった。ついでにかあちゃんにはこのあいだ食べられなかったトリュフソルトのフレンチフライを作ってあげた。かあちゃん、あまりのうまさにとろけていた。

エビの殻を剥くたびに冷凍しておいたものがかなりたまってきたのでスープを取ることにした。料理教室で習ってきたアメリケーヌソース。エビの殻を野菜やスパイスと一緒にコトコトと4−5時間煮込んで作る。使うスパイスなどを良く見てみるとほとんどがカレーに使われるようなスパイス。それならこのスープでカレーを作ってみようと思い立った。ということで今日はシーフードカレー。タマネギをバターでたっぷりと、じっくりと炒めて小麦粉を炒めたらカレー粉も混ぜてスープを流し込む。スープはタップリと時間をかけてとっているので後はとろみが出るまで煮込んだら魚介類を煮すぎないようにサクッと火を通して出来上がり。具はベイビーホタテ、イカ、マヒマヒ、エビ、ムール貝カニの爪。スープやカレーのときは大きなものを使うよりベイビーホタテを使う方が好み。マヒマヒはかあちゃんのアイデア。崩れにくくてカレーに合いそうな魚を選んだ。カニの爪はくずれそうだったので茹でて売っていたものをそのまま皿に添えた。

旨味がたっぷり出たスープのおかげなのか具とルーがしっかりと絡み合っていた。ずっと食べ続けていたくなるようなカレーだった。