とうちゃん亭

アメリカで暮らすとうちゃんの日記

一日をキッチンで過ごす

さすがに朝は筋肉痛があった。それでもゆっくり休めたので気分がいい。今日は一日をキッチンですごして正月用の食べ物を作った。今日作ったのは黒豆、豚の角煮、昆布巻き、伊達巻き、栗の甘露煮。黒豆は昨晩から煮汁につけておいて、朝弱火でコトコトと煮はじめた。去年日本に帰った時にかあちゃんの母ちゃんからもらった新聞の切り抜きにあった黒豆の煮方を参考にした。土井勝さんのレシピ。錆びた釘はなかったが、鉄鍋を使って煮た。今年はかなりうまく行ったと思う。昆布巻きの中身はニシンが日本では普通だと思うが、こちらでは手に入らないので、私は鮭を中に入れる。昆布巻きは私もかあちゃんも好物なのでかかせない。味見をしたが柔らかく出来て満足。鮭も昆布巻きの中身としてなかなか良いと思う。伊達巻きは私もかあちゃんもそれほど好みではないと話していたのだが、手づくりしたらどうだろう?と興味津々で作ってみた。こちらhttp://allabout.co.jp/gourmet/cookingabc/closeup/CU20040101a/index.htmを参考にさせていただいてエビと山芋入りを作った。甘さは控えめ。端っこを食べてみたが”これはうまい。”とかなり感動した。栗の甘露煮は栗きんとんへの布石。かあちゃんは大のくりきんとんファンなので是非作ってあげたかった。今まで甘露には買っていたのだが自分で作ってみることにした。ストアで買ってきた栗は深いシワシワがあって剥くのにひと苦労だった。私達が悪戦苦闘していたら下の息子がやってきて手伝い始めた。なんだか妙に集中して剥いている。この栗、剥くのは大変だったが甘みがあってそのままでとても美味しい。ただ色が鮮やかではない。クチナシの実も無いしどんな見かけの栗きんとんになるのだろうか?

二日ほど前にカマンベールの味噌漬けについてインターネットで調べていた時に出会ったのがこのレシピhttp://www.geocities.jp/taka_yome_yuyu/gohan/meat/gyuumisochieeze.html。これはいいと思って参考にさせていただいた。さっそく牛肉のブロックを味噌漬けにした。今日はそれを焼いてタタキに。レシピでは一日で焼いてさらに味噌漬けにされていたが私は手を抜いて二日間味噌漬けにして今日焼いていただいた。ハニーディジョンマスタードとマヨネーズを混ぜたソースでサラダ。味噌味とちょっと甘めのソースが良いマッチだった。それにしても味噌味のタタキとはなかなかユニークでしかも美味しい。

もともとはチーズの味噌漬けをしようと思って上のレシピを見つけたのでチーズの味噌漬けは別に作った。日本では一般的にカマンベールチーズがとても有名だが似たようなものでブリーというチーズをアメリカでは多く見かける。どちらも白カビのチーズで製法は似ているらしい(ブリーの作り方がもとになってカマンベールが作られたらしい)。ということでカマンベールの味噌漬けが美味しいのならブリーの味噌漬けも美味しいだろうと思った。不思議なもので味噌とチーズの相性はなかなかすばらしい。香り的には味噌が勝ってしまう気がするが味的には絶妙にブレンドされてなかなか良い。

最後にちょっとだけ残っていた白菜キムチでキムチチャーハン。キムチチャーハンは具がキムチだけのやつが最近の好み。それに半熟目玉をのせて、混ぜてからいただくのが良い。今年のキムチはとても美味しく出来ていつもよりもずっと早く全部食べきった。

スープは大根のスープ。冷凍しておいたビーフでとったスープを使った。野菜もタップリと使ってとったスープなので塩こしょうだけで十分な旨味だった。伊達巻きのために買った山芋の残りは海苔と一緒に醤油でいただいた。

さて明日もキッチンで過ごすことになりそうだ。かなり時間に余裕があるし、料理をしているのは好きなのでこれが結構リラックスになる。