とうちゃん亭

アメリカで暮らすとうちゃんの日記

大晦日のアクシデントと定番料理

朝起きて一晩寝かしておいた黒豆をチェック。今年の黒豆は黒くて柔らかい。時間をかけたかいがあった。とても嬉しくて思わず写真を一枚。

そして今日も順調に料理をはじめた矢先にキッチンの床が濡れているのに気がついた。天井を見ると水がもれている。大晦日にこれはないだろとちょっと動揺して屋根屋さんに電話してみたら原因らしきものはわかった。雨樋が凍って氷が盛り上がり雪をせき止めて融けた雪の行き場が無くなって屋根にしみ出てしまうという現象が今年は頻繁におこっていて、どうも我が家のもそれらしいということだ。今日中にはだれも来られないらしいので自分ではしごをのぼって原因になっている場所の屋根の雪をかき落として応急処置。とりあえず様子を見ることに。雪国にすむってこういうことなんだなあと実感。

一段落したら夕食の準備。大晦日は毎年年越し蕎麦、天ぷら、煮物というのが我が家の定番。アメリカに来てからの方がむしろこの定番を守っている。今日はその定番に加えてキングクラブの足一本。かあちゃんの母ちゃんが送ってくれたスダチの果汁でいただいた。ちょっとした贅沢。

煮物は里芋、レンコン、タケノコ、ニンジン、ドンコ、インゲンそしてさつま揚げ。さつま揚げを入れるのが我が家流。レンコン、タケノコは水煮を買ったものだが、里芋は皮つきのもの。やはり本物は美味しい。

天ぷらはエビとレンコン。下の息子はエビの天ぷらを見て大喜び。一人2本ずつあったのだがもっと食べたそうだった。

そしてメインのそば。大晦日のために送ってもらったそば粉でそばを作った。地元のそば粉はもうあまり残っていないようなのだがとうちゃんの父ちゃんが見つけて送ってくれた。今回は8割蕎麦を作る。非常に貴重なのでちょっと緊張して麺作り。が、思わぬアクシデントが。私はパスタマシーンで麺を切っている。今回は粉の水分が多かったのだろうかネットリしすぎて切り始めたとたんに生地が詰まってしまった。そこで急遽棒でのばして包丁で切ることにした。ということでちょっと太めの麺。まだまだ修行が足りない。それでもツルッとして結構いい感じの歯ごたえだったのが救い。

来年も麺作りの修行は続く。
さて恒例のカウントダウンを家族で見て今年の終わり。こうして家族そろって大晦日を迎えられることに感謝。

今年とうちゃん亭におこしになって下さった皆様、ありがとうございました。良いお年をお迎えください。