いりこ出汁と麺の日

朝マーケットによって帰ってきてからいろいろと料理をする。夕飯にいりこ出汁の鍋にしようと思って昨日から昆布といりこを水につけておいた。それを煮て出汁を取った。いりこからはとてつもない旨味が出る。いりこの出汁は甘みと言うかまろみと言うかがあってこれだけでかなり味が完成している気がする。同時に鶏ガラスープも取り始めていたらどうしてもいりこと鶏ガラのスープでラーメンのスープを作ってみたくなった。ということで急遽昼食はラーメン。麺は作っている時間がなかったので市販の中華麺。いりこ出汁の香りがプーンとするちょっと和風の中華そばという感じになった。かあちゃんの母ちゃんと父ちゃんが住む町にある美味しいラーメン屋さんのいりこ出汁たっぷりスープを思い出す。我が家は全員ラーメン大好きなのだが、普段は麺に集中している下の息子が今日はものすごい勢いでスープを完全に飲み干していた。どうやらいりこ出汁の味がものすごく好みみたいだ。

夕食はそのいりこ出汁を使った鍋。いりこ以外はとても薄く隠し味程度に醤油をたらしただけのスープなのだが、本当にこれだけで具が美味しくいただける。さらに薬味にゆず胡椒を使っていただくとこれまたうまい。

野菜は白菜、椎茸、スパゲティスクウォッシュ、緑の菜っ葉（アジア系の物だが名前不明）。スパゲティスクウォッシュは糸こんにゃくみたいな感覚で使ったのだが美味しい出汁が良く絡んでとても楽しめた。それから鶏肉団子に昨日少し残しておいた牡蠣。鍋の具でおそらく私とかあちゃんが一番好きなのではないかと思われるのが肉団子。昨日食べたばかりなのに鍋となったらやはり肉団子は欠かせないだろうと意見が一致。鶏肉にタマネギとすったニンニクを混ぜた肉団子にした。鶏の挽き肉は今日ばらした鶏のもも、胸、ささみを挽き肉挽き機で挽いてブレンドしたもの。やはり肉団子はうまい。だが実は今日一番感動したのは白菜。ちょっと湯がいてから使ったのだが、湯がいた時点で食べてみたら美味しいのなんのって、甘みと旨味がたっぷりの白菜だった。マーケットで買ったのだが何なんだこれは、うますぎる。

いりこ出汁の鍋ときたらどうしても〆はうどんが良い。ということで夕方からうどんを打ち始めた。麺が出来たらいったん茹でて冷水でしめた物を鍋の時にふたたび温めてからいただいた。サッと通しただけで食べたり、ゆっくりと煮込んでから食べたりといろいろと楽しんでみた。いりこ出汁にうどんの相性は抜群で、ネギとゆずこしょうでさらに美味しさアップ。結構沢山作ったので余るかなと思ったが、ツルツルとどんどん食べられるのでみなであっという間に完食。

〆のうどん本当に美味しかったなあ。今日はいりこ出汁大活躍。