とうちゃん亭

アメリカで暮らすとうちゃんの日記

突然のバースデイパーティー

昨日下の息子が近所の友達の家から帰ってきて”バースデイパーティーのスリープオーバー(お泊まり)するなら明日が都合がいいそうだ。”と言ってきた。どうやら勝手に話を進めていたらしい。”おい、おい、勝手に決めてくるなよ。”と思ったがパーティー用のディナーを作ってあげることにした。
私が小さい頃、突然の思いつきで家でバースデイパーティーをすると言って土曜日に友人を引き連れて学校から帰ってきたことがある。突然で驚いたであろうとうちゃんの母ちゃんは、しかしながら、みんなにお寿司をとってくれて、お土産用のお菓子袋まで急遽用意してくれた。後で怒られるかなと思ったが、その後も何事もなかったようにとうちゃんの母ちゃんはふるまってくれた。これがなんだかとても嬉しかったのをおぼえている。でもまさか親になって同じような経験をするとは思わなかった。血は争えないのか? とにかくこれはできるだけのことをしてあげるしかないなと苦笑い。
ハンバーグは自信があるけどアメリカ人の子供に出すのは初めて。ミニハンバーグにして皿からとって食べる形式にした。

これがとても好評だった。いつも適当に作っているソースも気に入ってもらえたみたいだ。
もう一品も下の息子が好きそうなチキンライス。チキンブロスとケチャップで炊き込んだご飯。最近はアメリカでもご飯を食べる家庭が多い。近所の男の子が”僕はライスが大好きなんだ。”と言いながら食べてくれた。

おそらく今年最後であろうアスパラガスも惜しげもなく使った。塩とオリーブオイルだけで、後は自然の甘味。

そして大人用と思って作った一品。ムール貝を使ったボンゴレ風。これも結構子供達が食べてくれた。いつも利用している魚屋さんで買ったのだが、主人は私に絶対に新鮮なものしかすすめない。こいつは魚を良く知っているに違いないと警戒されているのかもしれない。このムール貝がほのかな甘味があって最高に美味しかった。ちなみにムール貝アメリカではとてもお手頃な値段。

ちょっと大人っぽいグレープジュースもつけて、スペシャル感を出してみた。

食後に庭でサッカーまで一緒にやらされてしまった。でも、下の息子はとても楽しそうに遊んでいた。”友達を招いてくれてありがとう。”と下の息子が言ってきた。”どういたしまして。”、私も親になったんだなあとしみじみと感じた。