とうちゃん亭

アメリカで暮らすとうちゃんの日記

嬉しい驚き

仕事を半日で切り上げて夕方にバケーションへ出発。息子達の春休みに合わせて休暇を取った。目指すはハワイ。今日はミルウォーキーまでドライブしてホテルに一泊、明日の早朝の飛行機に備える。
食事はホテルについているレストラン。

アメリカで”なんとかInn”と呼ばれているようなホテルのレストランに人はどれだけ期待するだろうか?
私は”まあ、不味くなかったら良しとしよう、ドライブしないですむし。”程度で、それでいて値段はある程度覚悟する。
ところが今日泊まったホテルのレストランは全く予想外だった。
メニューに”我がレストランのメニューはほとんどが手作りで作られています。”と書いてあるのを見てちょっと期待が膨らんだ。それに加えて、お客さんの数が半端ではない。私達も20分ぐらい待たされてやっと席に着いた。
別に珍しいメニューがあるわけではないのだが、素材の質がものすごく良くて、きちんと料理されている。
例えば上の息子のバーガー。アンガス牛は注文と同時に挽いてから焼いてミディアムで出てくる。サイドにケチャップは付いてくるもののトマトの旨味とエイジさせたチェダーの旨味でソースがいらない。チーズはかなりこだわっていると書いてあった。上の息子は結局ケチャップは使わなかった。バンズも手作りみたいだ。一口もらったけど今まで食べたバーガーの中でもベスト3に入る。フライドポテトも見た目では分からないが”手作りするとこんなに美味しいんだねえ。”といったもの。

チキンウイングもカラッと揚がっている。アジア系の味つけを頼んだらまるで日本で手羽先を食べているような気になった。

後は写真はうまくとれなかったのだが、かあちゃんの頼んだフィッシュタコスがこれまた秀逸で感動。良い油を使ってカリッと揚げられている白身の魚が最高。味付けも本当に控えめ。レタスではなくて細切りされた白菜が入っていてとてもユニークだがこれがとてもフィッシュタコスに合う。トルティーヤもモチッとしていて美味しい。
私の注文したジャンボシュリンプのグリルがかなり普通だった(もちろん美味しかったが)だけで後は本当に感動ものだった。
そして伝票をみてさらにびっくり。とても良心的な値段。
”全く期待してなかったのにこんな事もあるんだねえ。”とみなで幸せな気分にひたりながら部屋に帰ってきた。
このレストランのためだけにでもこのホテルにまた泊まりたいと思わせるようなレストランだった。