とうちゃん亭

アメリカで暮らすとうちゃんの日記

黒豚一頭買い

ピザの生地とソースが残っていたのでそれとパスタで夕飯にしようと思っていた。ただ今日はたまたま朝、昼とパン食だったので私もかあちゃんも夕食にはご飯が食べたくなっていた。かあちゃんが”昨日の残りのチゲにごはんでもいいよ。”と言っていたので、ピザは息子達、私達はチゲにライス。
ピザはグリーンペッパー、イエローペッパーそしてペペローニを具にした。チーズをたっぷりとのせて具が隠れてしまってチーズピザみたいになってしまったのだが具はしっかりとチーズの下にある。息子達も喜んで食べてくれた。

チゲは少し変化をつけるべくキムチと卵を新たに加えていただいた。キムチが入るとさらに複雑な旨味がましてすごいスープになる。寒い日が続いているが熱々のチゲを汗をかかんばかりにハフハフといただくのがとても嬉しい。

毎年牛のまとめ買いをしていたが、今年は同じ農家が育てた豚の一頭買いをしてみた。草を沢山食べた放し飼いの黒豚。値段も直接農家からのまとめ買いなので信じられないぐらいお得。
バラ肉を凍ったまま少しスライスして焼いて食べてみた。この時点でもう肉の香りが違う。獣臭さは全くなくて甘いような香りのする肉だ。そして脂がサッと口の中でとけてまったくしつこくない。ハムの部分は自家製のスモークハムにしてもらった。これも一枚味見して叫びたくなった。なんて美味しいのだろう。
実はかあちゃんと私は今年でここから買うのを最後にしようか話していた。肉の味はピカイチだし、長年つきあってきてとてもいい人たちなのだが、あまりに顧客への対応がいい加減でとてもストレスだったのだ。例えば肉の配達の時間などは今日いきなりメールが来て知らされたし、正確な値段も何度メールで聞いても今日まで全く返事をもらえなかった。肉のカットが希望と違うことなど日常茶飯事。これを毎年がまんしてきた。でもここの肉を口にしたとたんにそんなことどうでも良くなる。かあちゃんが味見した後”これはずるいよね。また絶対に来年買いたくなる。”といっていた。ここの農場の土は何か秘密があるのかもしれない。とにかく私達にとっては極上の豚肉をしばらく楽しめそうだ。そして来年また牛か豚をまとめ買いしているに違いない。