とうちゃん亭

アメリカで暮らすとうちゃんの日記

中華風しゃぶしゃぶ、火鍋

朝食は今日も中華粥から始めた。一日の始まりを中華粥でというのはくせになる。

今日は主催者の方々のご好意で観光に連れて行ってもらった。大足というところにある岩の中に彫られた石刻を見に行った。遠い昔に歴史の教科書で写真を見たことがある。約800年前にたった一人の人の手によってほとんどが彫られたというこの石像群、とても壮大だった。

個人的にはこの虎がとても気に入った。作者が本物の虎を見たことが無いので想像して作ったとのことだ。漫画みたいなかわいい虎だ。

重慶または四川と言えば火鍋が有名らしい。街を走っていても“火鍋”と書かれている看板が沢山目に入ってくる。夕食はその火鍋。日本で言うしゃぶしゃぶなのだが、真ん中が仕切ってある独特の鍋でいただいた。片方は辛いスープで、もう片方は白湯。一人一つの鍋がついてきた。

具がこれまたすごい種類だった。大きなテーブルでゆっくりと自動で回っている。四川料理は内蔵料理が多いのだが、アヒルの腸など今まで食べたことも無いような物まであった。とにかく肉がものすごく新鮮で上手に処理してあるのが分かる。臭み一つない。なめこのようなキノコもあったりして野菜も充実。それから後の方に出てきた湯葉や凍った豆腐も嬉しかった。魚介類 もまだ動いているエビなどがきて、これも新鮮で甘くて美味しかった。熱々になった具をハフハフとひたすらいただく。やはり地元の方に連れてきてもらうとはずれない。もう思い残すことは無いというぐらい堪能した。

こちらに来てからホスピタリティあふれるもてなしをしていただいた。とても良い思い出になった。有り難いことだ。