とうちゃん亭

アメリカで暮らすとうちゃんの日記

クリスマスにラーメン作り?

いつもわりとねぼすけな息子達が私が起きたのと同時に起きてきた。クリスマスプレゼントをあけるのを待ちきれないらしい。上の息子はさすがにサンタクロースの存在を信じてはいないが、下の息子はまだ信じている。だいたいは上の兄弟が下に教えてしまって終わりなのだが、我が家は上の息子に協力してもらっているので下の息子にとってはまだまだサンタはいることになっている。下の息子はサンタさんはプレゼントをきっとこうやって作っているに違いないという持論を展開していた。

今年はいろいろとせわしなくてクリスマスのディナーの準備は全くしていなかった。サンクスギビングの時みたいにストアも午前中ぐらいは開いているだろうとたかをくくっていたら、どのストアも閉まっていた。マクドナルドでさえ閉まっている。

とりあえず昼は昨日の残りのローストビーフでサンドウィッチ。冷蔵庫にあったカラフルなセボイキャベツをコールスローにして一緒に挟む。昨日のローストビーフのソースはコーンスターチでとろみをつけてサンドウィッチ用のソースに仕立てた。ちょっと甘みもあるソースがコールスローのマヨネーズととても相性が良い。ちょっと照り焼きバーガーを彷彿とさせるコンビネーションでもある。

さて夕食。このさいだからじっくり時間をかけてラーメンを作ってみることにした。”えっ?クリスマスにラーメン?”という感覚はうちの息子達にはどうやらないらしい。どちらかというと”ラーメンかうれしいなあ。”という感じ。
さいわいスープの材料はそろっているのでこだわりの塩ラーメンを目指す。羅臼昆布、小鯛の煮干しそして鶏ガラをブレンドしたスープ。半日かけてじっくりととったスープは透明で旨味たっぷり、かなり目指していた塩ラーメンに近いものになった。麺は中太麺という感じ。チャーシューは以前作って冷凍しておいたもの。最後に辣油もタラリ。時間だけはあったので辣油も手づくりしてみた。唐辛子の他、ニンニク、花椒、シナモン、カルダモン、八角、ネギなどを風味として使った。はじめて作ってみたが手づくりだととても深い味わいのある辣油になる。ぜひ餃子に試してみたい。

麺もツルツル、シコシコ。そしてスープが信じられないほどの旨味。普段滅多にやらないのだが、麺を食べ終わった後御飯を投入してラーメンおじやに思わずしてしまった。かあちゃんや息子達も絶賛してくれた。

以前仕事でお世話したことのある京都在住の方が八つ橋を送ってくれた。今日はそれがデザート。久しぶりの八つ橋だが、皮のモチモチとあんこがたまらない。モチモチ好きの息子達も喜んで食べていた。

ちょっとクリスマスらしくなかったが、息子達は楽しそうだったし、ラーメン作りは楽しかったし、これもまた良し。

モモはローストビーフ用の肉の切れ端を再びディナーに。切れ端と言ってもちょっと多めに切って3、4食分確保しておいた。やはり結構好きみたいだ。ここ2、3日首輪とひもをに慣れさせる訓練を始めた。最初はひもを噛んで引っ張って、さらに唸り始めてお話しにならなかったが根気づよくやっているうちにすこしずつ慣れてきたみたいだ。今や家の中ではかなりOKだ。これで散歩も簡単にできるようになれば良いのだが。今のところひもをつけて庭に連れて行ったとたん、”なんであたいの庭でこんな物つけて歩かなきゃならないのよ。”と言わんばかりに大変貌して暴れだす。”根気、根気。”と自分に言い聞かせつつ深呼吸。ほんと精神修行になるなあ子犬を飼うのは。