とうちゃん亭

アメリカで暮らすとうちゃんの日記

ウェルカム、モモ

昨晩何も食べられなかった下の息子は朝にはだいぶ調子が良くなってきたみたいで”お腹が空いた。”と言ってきた。そこで玉子入りのお粥を作ってあげた。今晩使うために昨晩から水出ししていた昆布と煮干しの出汁を使ったのだが、下の息子がかなり気に入ってくれた。
昨日子犬が我が家に来るはずだったのだが雪のために今日になった。ブリーダーのかたが車で3時間かけて我が街までつれてきてくれるので天候が良い日を選ぼうということになったのだ。子犬の名前は全員で話し合った結果”モモ”にした。街の反対側にあるペットストアで待ち合わせしてモモを迎えに行った。モモを渡されて、あらためてひとつの命をあずかるんだという責任感を感じた。モモは最初は半信半疑で落ち着かないという感じだったが、それでもわりと大人しくだっこさせてくれた。ゆっくりと時間をかけてかごの前で匂いをかがせてあげたり、ブリーダさんからいただいたモモがいつも遊んでいたというおもちゃをかごの中に入れたりしたら、安心したのか自らかごに入ってくれた。
さて家に到着。やはり最初はあまり落ち着かないみたいだった。まずは私達全員の匂いをかがせてあげて、後はわりと自由にリビングを歩き回らせてあげた。それからケージに連れて行った。そこでちょっとさみしそうにしたが、すぐに泣き止んですやすやと寝始めた。起きたら裏庭を少しだけ見せてあげたり、この家で初めての夕食をあげたりした。食欲はあるみたいで安心。すでにブリーダさんがトイレトレーニングも始めてくれていて、家の中でトイレシートで2回、外で1回(外には3回連れて行った)できた。いい感じだ。
最初はとても落ち着かなかったみたいだったモモも夕食後にはかなり家に慣れてきたみたい。
これは上の息子が抱いているところ。

そしてこれはカードゲームをする私の足下でスヤスヤと寝始めたところ。かなり安心してきている。

相変わらず眉毛がキリリだ。なんてかわいいんだろう。ものすごくかわいくて、なんでも言うこと聞いてあげたくなってしまうけど、しつけもきちんとしなくては。

さて人間の方の食事。去年も利用したアメリカにも発送してくれる出汁屋さんから昆布や煮干しを購入した。送料がかかるので年に一度の贅沢ということにしている。さっそく羅臼昆布とうるめいわしで一晩水出し、そして今日煮込んで出汁をとった。すばらしい旨味の出汁。何も調味料はいらない。これで鍋をする。つけダレのいらない鍋。スープと一緒に具をいただく。具は鶏団子、白菜、オイスターキノコ、豆腐、しらたき。鶏団子はショウガ汁をきかせたあっさり系。胃の調子が良くなかった下の息子にも豆腐が良いかなと思った。

それにしても出汁の味がすばらしい。柚子胡椒をちょっと入れるとさらに旨味が引き立つ。
しっかりとした和風出汁にはうどんが合いそうだと思ったのでうどんも打っておいた。これも下の息子に良さそうだったというのも理由のひとつ。まずは茹でて、水でしめ、ぬめりを取った物を鍋に投入して温かいうどんにした。温めてもコシがしっかりしていて美味しい。

さてモモだが、寝る前にケージに入れたら”クウーーーン、クウーーーーン。”となんとも切ない声で泣いている。私達が参考にしている本によると母親から離した後三日ぐらいは同じ部屋で寝てあげても良い(だが寝室用のかごは使うべし)と書いてある。というわけでモモは今私達のベッドの横でかごの中でスヤスヤとねている。”Welcome to our family, Momo!!!”