とうちゃん亭

アメリカで暮らすとうちゃんの日記

親子丼

上の息子が帰ってきた。
久しぶりの家での夕食なので、できるだけ好きなものを作ってあげようと考える。とは言え、家にあるもので作るとなるとわりと限られてくるの。うちの息子達は二人とも鶏肉が好きなので冷凍してあった胸肉を使って親子丼を作ることにした。親子丼のタレはいつも同じ配合にしているのだが、醤油の種類と濃さや出汁の濃さなどによって結構変わってくる。一人分ずつ作るのだがその汁の量でも微妙に違いが出てくると思う。なぜか今日はすべてが好みの方向に傾いた気がする。かなり好みの味付けになった。上の息子も相当気に入ったようだ。

昨晩手羽の骨、牛骨、野菜(ニンジン、タマネギ、セロリ、ニンニク)などでスープを取っておいた。これに刻みネギをちらして付け合わせに。選挙速報を見ながらじっくりと煮込んだのですばらしい旨味が出ていた。

丼ものにはちょっとした漬け物系のものが欲しくなる。漬け物のストックはなかったのでカブを薄切りにして塩で揉んでかつお節をかけて食卓に出した。かあちゃんが”これどうやって作ったの?美味しい”とよろこんでくれたのだが、とてもシンプルなものなのだ。カブ本来の旨味とかつお節の旨味のおかげ。

緑の野菜もたべようとルッコラのサラダ。これは私の十八番、ほうれん草サラダの応用。野菜を酢とすりおろしニンニクで和えておいて、そこへカリカリに焼いたベーコンを油ごとフライパンからジュッと流す。軽くしんなりしたルッコラ(いつもはほうれん草が)何とも言えない。すりおろしニンニクのピリッとしたところもこのサラダの特徴。

皆で食卓を囲んで、少しにぎやかになった。楽しい食卓だった。