とうちゃん亭

アメリカで暮らすとうちゃんの日記

恒例キムチ作り

天ぷらの後の楽しみは天玉丼にすること。私が高校時代に天ぷらの翌日にお弁当に作ってもらっていたもので、今でも天ぷらが余るとこれを食べたくなる。我が家の天玉丼は天つゆで天ぷらとポンと落とした玉子を煮て御飯の上にのせて食べるというもの。今ではかあちゃんの好物でもあって、よくリクエストされる。
写真は下の息子のために作った特製エビ天丼。玉子が半熟だとまた美味しい。

私達は昨日のかき揚げに舞茸の天ぷら。この段階になると具はわりとどうでも良くて、味のしみた衣と玉子そして御飯のコンビネーションが嬉しい。

さて毎年恒例のキムチ作り。今年はちょっと早めに始めた。昨日マーケットに行ったら気に入っているファームのテントに立派な白菜が並んでいた。味見をさせてもらって、良い甘味のある白菜だと確認して6株購入。今年はたくさん作る予定。昨日塩漬けにしておいた白菜を今日は水洗いして水切り数時間。その間にヤンニョムと呼ばれるタレを作る。

これに混ぜる出し汁がとても大事で、特に自然の旨味だけで作ろうとするならば昆布だしは欠かせない。昆布といりこの出汁は昨晩から水出しでゆっくりとってから、今日さっと火を通して完結。去年漬け始めにタレの甘味が少しくどいと思ったので今年は砂糖を随分と減らしてかわりにリンゴをすったもので甘味にした。今年は出来るだけ地元の材料を使おうと試みているので、リンゴもマーケットで買ったフジ、ニンニクも、ネギも地元のもの。さすがに唐辛子やアミエビは韓国食料品店で購入したが。やはりキムチには韓国の甘い唐辛子が一番。
このタレを白菜一枚一枚に塗り込んで行って容器に詰めたら完成。さて今年のキムチの出来映えはどうだろう? 楽しみ。

タレがたくさん残っていたのでその他にも違う種類のキムチを作って遊んでみる。
まずは定番のオイキムチ

その他にもカブのキムチやズッキーニのキムチをただいま作成中(塩漬けが終わって水切り中)。

さて夕食は、またも天然舞茸を楽しむ。舞茸入りのビーフストロガノフ。ビーフは塊肉を極薄にスライスして時間がかからずに煮込めるようにした。タマネギ、小麦粉をまぶした肉、舞茸の順番で炒めていって、牛乳、トマトを入れて煮込んだ。調べてみるとトマトを入れる、入れないと分かれるらしい。私はトマトを入れる派。クリームとトマトの相性はとても良いと思う。素材の旨味がふんだんに出ていたので味付けは塩をふっただけで、隠し味に醤油とソースをチョロリと入れた程度にしておいた。最後にサワークリームを混ぜて出来上がり。サワークリームは味に深みを与えてくれる。
出来たビーフストロガノフをバターライスにかけていただく。私的には天然舞茸の旨味と歯ごたえがたまらない。息子達にも大好評だった。