とうちゃん亭

アメリカで暮らすとうちゃんの日記

親不知4本

今日はかあちゃんが親不知を抜く日。アメリカでは親不知を4本いっぺんに抜く、しかも全身麻酔でと言うのが一般的(局麻も選べる)。歯医者さんではなく口腔外医さんが抜く。小さい頃親不知は一本ずつ抜かないと危険だとか聞いたのがなんとなく記憶に残っていた私は初めてそれを聞いた時びっくりしたものだ。というか今でも結構信じられない。さすが予防接種も3、4本をいっぺんにすましてしまう国だ。かくいう私も数年前に全身麻酔で親知らずを抜いている。全身麻酔なので私が付き添う。抜歯自体はかなりスムーズに行った。最初はトロンとしていたかあちゃんも目を覚ましたらお腹が空いたみたいで、シェイクを作ってあげたら大きなコップ2杯を楽に平らげていた。なにしろ昨晩深夜から水すら口にしてはいけないと言われていたので無理もない。
夕食もかあちゃんはとてもお腹が空いてスープだけでは足りないと言うので、それではクタクタに煮込んだうどんではどうだろうと言うことでうどんを作り始めた。どうも手打ちうどんだとなかなかクタクタにならなくてかなり煮るのに時間がかかった。最後に溶き卵を入れて出来上がり。出来上がる頃には麺が茶色くなっていたが、ちょっとずつしか食べれないかあちゃんは味のしみた麺が有り難いと言っていた。

上の息子は友人宅で夕食を食べてきた。当初はかあちゃん以外は焼うどんの予定だったが、下の息子がツルツルと汁でうどんが食べたいと言うので、とりあえず私もつき合ってツルッといくことにした。コシがあってモチッとしていて美味しい。下の息子もズルズルとものすごい勢いで食べている。

やはり焼うどんも食べたかったので作ることに。だし醤油味にしようと思っていたが、ツルッとしてしまって手持ちの濃縮だしを使ってしまったので急遽ソース味にした。具はタマネギ、干し椎茸、青ネギ、ベーコン、韓国の薄いさつま揚げ。最後にかつお節と海苔をふりかけていただく。かなりジャンクなソース味もうまい。ジャンクな上に本格的なかつお節の味がとてもいいアクセントになる。そして麺はモチモチとしてうまい。かあちゃんにも食べさせてあげたい。

かあちゃんが思いっきり食べられないと、料理するトーンもすこし下がってしまう。