とうちゃん亭

アメリカで暮らすとうちゃんの日記

ソーキそばに挑戦

日曜日の朝は好きなだけ寝るというのが我が家の習慣。だが、私は早く起きてしまうことが多い。今日も早く起きて自分の朝ご飯の準備をしていたら上の息子が起きてきた。お腹が空いているというので、”ムール貝のパスタでも食べる?”と聞いたら食べる気満々だったので早速作り始める。
パスタの前に昨日作ったコンソメスープで体を温める。一晩冷蔵庫に入れておいて余計な脂は固まったので取り除いてから温めて、軽く塩をふって刻んだパセリをのっけていただく。シンプルなだけにコンソメの旨味がしみわたる。

上の息子がパスタを食べ始めた頃、かあちゃんと下の息子も起きてきてパスタを発見。”美味しそう。”と食べたそうだったのでさらに二人分のパスタを作った。昨日の蒸し物と同じ作り方で、後はパスタを絡めただけだが、やはりムール貝のジュースの旨味はすごい。やはり新鮮なうちに食べる方が良いので、全部使い切ってよかった。

なにげなくインターネットを見ていた時に重曹を使った沖縄そばの作り方がのっていた[あさひ]豆腐よう、ジーマーミ豆腐、ミミガーチップ 沖縄の食品メーカー。本来は灰汁が使われていたようだが、重曹を使うなら簡単に作れると思って週末に作ってみることにした。スープは豚だしと鰹出汁を混ぜたものがスタンダードらしいので、豚出汁はソーキ(豚のあばら肉)の煮汁を、鰹出汁はいつも以上に気合いをいれて削った鰹でとった出汁を使った。すべてを混ぜ合わせて塩味をつけてスープを作ったらソーキをさらにホロホロになるまで煮込んでいって完成。
麺はインターネットの作り方に従った。
スープをとって、麺の準備ができた頃、息子達が公園に友人達とタッチフットボール(タックルではなくてタッチする)をしに行ったので、私とかあちゃんはサイクリングに。上の息子が下の息子も連れて行ってくれたのだが、にいちゃん達の仲間に入れた下の息子は嬉しそうというか、得意そうというか相当気分が高揚していて、意気揚々と出かけていった。下の息子が意気揚々としているとなんか不安になるなあ。
自転車で30分ぐらい行ったところに自然保護地域がある。4年ぶりに行ったのだが、そこの舗装されていないサイクリングロードがとても気持ち良くて結局2時間以上サイクリングしてきた。帰りに息子達の遊ぶ公園によってみなで歩きながら帰ってきて夕食。もう皆お腹ぺこぺこ。
ソーキそばは初めて作ったにしてはなかなか良く出来たと思う。スープは旨味たっぷり。もう少し塩気を加えてもいいかなと思ったが、最後まで飲み干せるようなスープだったのでこれで良かったのかもしれない。沖縄そばをお店で食べたのは10年以上前に一度だけなので、本物の味はどんなかといわれると自信がないが、この路線で改良していけばかなりいいものになりそうな気がする。
重曹を使った麺の作り方を見つけたのは良かった。今までも重曹は使えるんじゃないかとにらんでいたのだが、量がわからずに躊躇していたのだった。これでかなりコシの強い麺が出来る。
お腹もすいていたので一気に完食。

ムール貝をさんざん食べたのだが、まだ我が家にはあさりがあった。ムール貝を買った後にも関わらず、”おいしいアサリが入りましたよ。”の一言で反射的にあさりも買ってしまった。あさりは味噌味で食べることにした。ニンニク、ショウガ、豆板醤を中華鍋で炒めてあさりを入れて軽く炒めたら日本酒を入れて蒸す。そこへ厚揚げを入れてしばらく煮込んだら、甘味噌を加え、最後にビタミングリーンという私が小松菜の仲間と思っている野菜を加えて出来上がり。甘辛い味噌とあさりの出汁の相性は最高だった。ビタミングリーンもちょっとシャクッとして美味しいしいいアクセント。最初はそれだけを食べていたのだが思わず御飯一杯。御飯ととても良く合う。