とうちゃん亭

アメリカで暮らすとうちゃんの日記

新雪を楽しむ/空腹に注意

今日は朝ご飯を食べてそのまま帰ってくる予定だった。
朝ご飯は目玉焼き、鮭のふりかけ、ニンジンの糠漬け、インスタントみそ汁。糠床はせっかくいい感じに育ってきていたので今回の旅行に持ってきた。持ってくる時に大根、キュウリ、ニンジンも放り込んでおいた。大根とキュウリはすでに食べてしまっていて、今日はニンジン。糠床の香もいい感じになってきて、漬かり具合が本当にいい。酵母がどんどん育っているのが感じられて嬉しい。やはり持ってきてよかった。

朝食をすませて外を見ると雪がぱらついている。外の車には雪が積もっていた。朝方にかけて雪がふったらしい。”これは朝イチでいくと新雪を滑ることが出来るぞ。”といてもたってもいられなくなりさっさと帰り支度をすませて、私だけ滑らせてもらうことにした。かあちゃんと息子達は買い物したり。ゲームをやったり、こちらで撮った写真を友人に送ったりとすごしていた。リフトのオープン時間でも雪がぱらついていて人影まばら。ということで、コースによっては私が一番乗りだったりして、これが何とも爽快。あまりに楽しくて、わがまま言って昼食もパスして滑り続けて一時頃に切り上げてきた。息子達もUFOキャッチャーでぬいぐるみをとったりしてなかなか楽しんだみたいでよかった。かあちゃんは気に入った毛糸の帽子を見つけて嬉しそう。みんな待っていてくれてありがとう、とうちゃんは本当に楽しみました。
一息ついたらさあ出発。

お腹があまりに空くと判断能力が鈍る。そして、今日もやってしまった。我が街の私達の家から反対側にある日本料理屋さん。存在は知っていたが、だいたい内容は予想できたし、評判も特に良くなかったので普段は絶対に行くことはなかった。が、あまりの空腹で、”まあ一度ぐらいは試さなければ。”と理由を付けつつ、ついつい入ってしまった。頭がすっかりカツ丼に支配されていたが、メニューになかったのでカツ定食。これはネタ用ですか?という様なデカ盛りトンカツが出てきた。でっかいトンカツが2枚揚げてある。あとはズッキーニらしきものを揚げたもの。お腹が空いていたので一瞬この量が嬉しかったが、一口食べてみて”あれ、なんだこりゃ?????”という戸惑いが。ここまで肉の旨味がない肉も珍しい。柔らかいのに味は全くしない。おかしいなと思ってかあちゃんに食べてもらったらやはり味がしないと言う。どんな肉なんだ。パン粉は日本風のものでなくアメリカのスーパーなどで売っているブレッドクラムとよばれている固いやつ。ものすごい量の味のない肉をやっとこさ食べきった。他の注文したメニューもツッコミ所満載なのだが、正直忘れてしまいたい。かあちゃんは自分の料理を食べ始めて思わず無口になっていた。まあこれで値段が相応だったら、まあこんなもんかですませれるのだが、値段は街の高級レストラン並み。私もかあちゃんもかなり守備範囲が広い方だと思うが、今日は相当不満だった。いくら何でも原価をとことん下げて儲けてやろうと言う意図が見え見えなのは好きではない。ティラピアは確かに”いずみ鯛”って呼ばれて売られているけど、鯛じゃないし。だからお腹が空いた時は危険なのだ。