とうちゃん亭

アメリカで暮らすとうちゃんの日記

高級なバター醤油御飯?

朝からマーケットに行ったり、いろいろなお店で食材を購入して帰ってきた。途中でカフェによって珈琲を飲んだり、息子達はソーダを飲んだり。最近週末になると上の息子はすぐに遊びにいってしまうので、こうして皆で時間をすごしていろいろ話ができるのは良いなと思った。

帰ってきてから野菜でストックを作り始めた。友人がかあちゃんに貸してくれた本にミネストローネの作り方があったのだが、野菜のストックを作ってからスープを作ると言うもの。これは面白いなあと思って試してみることにした。ストックはセロリルート、ニンジン、タマネギ、フェンネル、トマトを炒めた後、じっくりと3−4時間煮て作る。煮ていると次第に旨味と甘みがスープに出てくる。最後に濾してできあがり。このスープをベースにしてさらに野菜を加えてスープにする。スープの具は季節の関係でレシピとは違ったものになったけどあるものを入れた。具にはタマネギ、セロリ、椎茸、豆(缶のスープ用豆ミックス)、トマト、ほうれん草、ジャガイモ。最後にポキポキに折ったパスタをちょっと入れてとろみつけ。これだけ時間をかけると野菜だけで凄まじい旨味のあるまろやかなスープが出来る。味付けは塩をほんのちょっと加えただけ。夕食の一品はまずはこのスープ。これはすごい。

昨日作る予定だったローストビーフを夕食に作った。ミディアムレアの肉が好きな私達にしてはちょっと焼きすぎてしまったのだが、味はなかなか。最近よく使う方法でスキレットでまわりを焼いてそのままオーブンへ突っ込んでじっくり熱を通すやり方。ソースは肉を焼いたスキレットに赤ワイン、みりん、醤油、バルサミコ酢を混ぜて熱をかけてから濾して作ったもの。すりおろしたホースラディッシュも一緒にいただいた。付け合わせにはジャガイモのロースト。オイルで和えたジャガイモに塩こしょうにローズマリーをちらしてオーブンで焼いた。ジャガイモはいつもマーケットで買っているのだが、ここのジャガイモがとてつもなく美味しい。甘みがあって味が深い。これを買いに冬もマーケットに行っていると言っても過言ではない。

なんだかんだ言っても最後は炭水化物でしめたくなる。まあ、ジャガイモも炭水化物だがそれは別。結婚当初、かあちゃんの母ちゃんが教えてくれたローストビーフ丼にした。正確には覚えていないので全く教えてもらった通りかはわからないが、タマネギをたっぷりのバターで炒めて、その上にタレをからめたローストビーフをのせる。今日作ったソースにさらに醤油を加えて和風っぽさを強調して丼のタレにした。ちょこんとホースラディッシュものせていただいた。

これを良く混ぜていただくと何とも言えない。食べていて思ったのだが、これは具が入った高級なバター醤油御飯だ、不味いわけがない。結局この手のものが一番嬉しかったりする。