とうちゃん亭

アメリカで暮らすとうちゃんの日記

手巻き寿司

息子達は一月の第一週まで冬休み。その間デイケアもないので仕事のある日は交代で行かなければならない。このところかあちゃんの方がずっと忙しいので基本的には私が家にいることの方が多くなると思う。朝かあちゃんを仕事場に送っていって、仕事場にちょっと寄って家でやっておきたい書類を持ち帰って、今度は上の息子を友人宅に送っていく。さて下の息子と二人きりになってスキーにでも行くかということになって、スキーを車に積んで出発。車で30分以内の我が家のホームゲレンデへ。下の息子は今回がスキー3度目でまだリフトでゲレンデを滑ったことがほとんどない。普段はロープで登っていく超初心者用の小さなヒルで練習している。今日は二人きりなのでじっくりと教えてあげることにした。あまりに教えるのに気合いが入りすぎて、気がついたら下の息子が半ベソかいていた。ちょっとやり過ぎ。それでも特訓のかいあって2時間後にはリフトでのぼって一緒に初心者用のゲレンデを滑るまでになった。ここまで来ると楽しくてしょうがなくなるのだろう、何度も何度も”とうちゃん、もう一回行こう。”と言ってはリフトに戻っていった。私も最後はゲレンデでストレス発散できた。やはりバニーヒル(超初心者用の小さい丘の名前)の上り下りだけではつまらなかった。なんとなく深まった親子の絆を感じつつ、アイスクリームとフレンチフライを一緒に食べて帰宅。かあちゃんと上の息子を迎えにいった。

最近何度も寿司食べたいねえと話していたので手巻き寿司で寿司食べたい度を少し満たすことにした。かあちゃんと上の息子をピックアップした後2軒ほど魚屋さんをまわって材料を買い出した。後は家で冷凍してあったものを使った。
具は
マグロの漬け、イカ、ホタテ、イクラ

カニ、エビ、玉子焼き。

マグロの赤身は寿司の場合漬けにした方が好み。ホタテは巨大なものを薄くスライス。一個で薄切り5枚。すっかり忘れていたのだがイクラは下の息子の好物だった。かれはイクラを”グミ”と呼ぶ。手巻き寿司もマグロとイクラ、エビとイクライクラだけと常にイクラが絡んでいる。スキーでお腹が空いたのか、すごい勢いで海苔を巻いては食べていた。それにしてもこのイクラは塩分も少なめでとても美味しかった。この街で手に入るものの中では相当上物。
玉子焼きは寿司屋さんで出るような玉子焼きを目指す。コツは出し汁(または水)の割合を普通の玉子焼きより増やすこと。今日の玉子はうまく出来た。
カニはSnow Crabと呼ばれているズワイガニ。半身の冷凍を買ってきて蒸していただいた。これがなかなか値段も手頃で味も悪くない。しかも殻と足の先の部分で出汁をとってみそ汁にしたらたまらなく美味しかった。ミソは白と赤を混ぜて使った。この手のみそ汁は寿司飯と良く合う。

さておまけに魚屋さんで見つけたヘリング(ニシンの一種)の酢漬け。北欧の食べ物だと思うのだが、私はこれがとても好み。今日のは味付けもとても良かった。なんか日本で食べられる魚の酢漬けを少し思い出させてくれた。ただ食べているのはほとんど私だけ。