寒くなったらおでん

今日は息子達の学校が休み。上の息子は友人宅に夕方まで。かあちゃんは仕事。私は休みを取って下の息子とすごすことにしていたのだが、どうしてもしなければならないことができたので午前中は下の息子を連れて仕事場へ。
帰りに下の息子と買い物に行って午後からは家で過ごした。キッチンでコンピューターを使ったりしながらゆったりとおでんを作った。下の息子も喜んでいろいろ手伝ってくれる。卵の殻をむいたりとか、大根を湯に入れるとか簡単なことなのだがかなり得意げにやっている。作るのを手伝うと、食事もよく食べるのでそれも良いところかなと思う。
我が家には私が勝手に”秘伝シリーズ”をと呼んでいる物が３種類ある。秘伝焼き鳥のタレ、秘伝チャーシューのタレそして秘伝おでんの汁なのだが、どれも毎回残った物を継ぎ足してつないでいる。おでんの汁は最後に残った物を瓶に入れて冷凍してある。昆布、いりこ、かつお節で出汁をとったら最後にこの秘伝おでんの汁を混ぜ合わせる。後は塩味をすべての具を入れた後につけて味を調節するだけ。今日の汁も旨味たっぷりにできた。具はまずはスジ（＋肉の部分）を串に刺したものをじっくりと煮込んで、その後から、大根、ゆで玉子、こんにゃくなどを投入。練り物を入れてしばらく煮込んだら火を消して２時間ぐらい寝かしておいた。食べる直前に油揚げに餅を詰めた餅巾着を煮込んだら出来上がり。鍋ごとテーブルに持ってきてガスコンロであたためながらハフハフといただいた。
大根はそのまま食べたり、練り味噌と一緒に食べたり。大根はかあちゃんの好物、かあちゃんは３つも食べていた。出汁が染みた大根は絶品。

汁が染みると言えば、揚げも汁が染みて旨い。噛むとジュワッと旨味がしみだしてくる。しかも中には餅が入っていてさらに嬉しい。これは息子達が大好き。

スジのあるシチュー用の肉の串やこんにゃくも練り味噌が良く合う。肉は良く煮込んだのでトロトロ。

どの具もとても好きなのだが、私は練り物が大好き。練り物を食べるためにおでんを作っていると言っても過言でない。タコが入った手前の丸い練り物”たこべえ”は特に好み。

おでんの時は茶飯が良く合う。茶飯にはお茶で炊くものと醤油で色を付ける物があるらしいが、今日はほうじ茶で御飯を炊いた。味付けはまったくしていないが、それがかえっておでんの旨味を引き立ててとても良い。お茶で炊く茶飯、とても好みだ。

友人からいただいた大根の牛乳漬けも御飯と一緒にいただいた。べったら漬けを食べているようでこれが何とも言えずに旨い。今度自分でも作ってみたいものだ。