とうちゃん亭

アメリカで暮らすとうちゃんの日記

農場見学そして激辛タイ料理

朝は例のごとくマーケットに行った。今日はサクッと帰ってきてちらし寿司作り。私達が卵とゴートチーズを買っている農家で見学会とポットラックパーティー(食事を一品ずつ持ち寄るパーティー)に誘われたのだった。マーケットで買った椎茸、ニンジン、ごぼうそれから油揚げを具にした。そして上にはサヤエンドウと錦糸卵。卵はもちろん招いてくれた農家の方が作っているもの。ここで生産される卵とゴートチーズは絶品。自分たちが食べているものが生産されている場所を見学できるのはとても楽しみ、
農家は我が家から車で30分ぐらいのところ。このあたりは車で20分も走れば完全な農村地帯、とてもすばらしい景色が広がる。

これはヤギと羊の小屋。ヤギと羊達は小屋から自由に出入りできるようになっているが、とても暑い日だったからだろうかみな小屋の中にいた。

敷地内は馬車で案内してもらった。息子達は大喜び。

小さな鶏小屋が敷地内にいくつも点在しており鶏達は小屋から外に自由に出入りできるようになっている。小屋と冊は移動式なのでその辺りにえさになる草が少なくなるととなりの場所に移動してその間にもとの場所ではまた草が育つという具合で回転している。鶏は本当に自由に走り回っていてとても元気。

小屋の中はこんな感じ

木の下で涼む鶏達。鶏にとっても今日は暑いみたい。

これは雄鶏、なんだか強そうだ。

ポットラックパーティーはいろいろな食べ物が集まりとても楽しめた。そもそもおいしい食べ物に興味がある人たちがここの卵やチーズを買っているので作ってくる一品も美味しい。パスタやキャセロールそしてサラダもなんだかひと味違う。しかも外でワイワイと食べるのがまたいい。息子達も何度もおかわりしていた。私達が持って行ったちらし寿司も好評で”このディッシュ本当に美味しかったわ。”と2、3人の方が話しかけてくれた。経験上ちらし寿司やいなり寿司はアメリカ人にすごくウケるのでポットラックの時の秘密兵器になっている。
こんな暑い日はとても辛いものを食べたくなる。ということで最近行った中で一番気に入っているラオタイ(ラオスとタイの料理、またはラオスに近い地域のタイ料理だと思う。)のレストランへ。ここの料理は辛さが効いているだけではなく味がとてもいい。
まずはパパイヤのサラダ。青いパパイヤを細切りにしていただく。私の知る限り東南アジアで広く食べられているサラダ。このレストランのパパイヤサラダはものすごく辛い。メニューに”辛いものが苦手な人は要注意”と特に書いてあるぐらいだ。舌がいたくなるぐらい辛いのだが、それでいてものすごく旨い。ドレッシングに使ってある発酵したフィッシュソースがとてつもなく深い旨味を出しているので、辛くてヒーヒー言いながらもまた食べたくなってしまうのだ。

それから私とかあちゃんがこの街一番のラープガイの称号を与えているラープガイ。鶏挽肉のサラダ。これも辛い一品なのだが、パパイヤサラダの後ではあまり辛さは感じない。上の息子も楽しめるぐらいの辛さ。これにもフィッシュソースが入っていると思われとても良い味わい。分けてあげたら上の息子もとても気に入っていた。彼もフィッシュソースの風味が好きみたいだ。

もう一品のメインは手羽に具を詰めてローストしたもの。細い春雨、野菜、鶏肉のミンチが詰まっている。日本にある手羽餃子みたいなもの。これをマンゴーサルサでと一緒にいただく。これがまたたまらなく旨い一品でこれも上の息子にちょっと奪われてしまった。

そしてメインディッシュには頼めばつけてくれる餅米の御飯。もちもちしていてほのかな甘みがあってこれが辛い料理とものすごい相性。特にここのレストランのものは旨い。モチモチ好きの私達にはきっとこれと塩だけで一食楽しめてしまうと思えるぐらいの一品。
息子達は二人とも好物のフォー(ライスヌードルスープ)を注文。下の息子はここのレストランのフォーだけはものすごい勢いで食べきってしまう。確かにスープの旨味がすばらしい。上の息子は私達の料理もシェアしつつ大人用のフォーをほとんど食べきっていた。
このレストランは我が家全員が大好きなのだが、心配なのはいつ行っても客があまり入っていないところ。場所もあまり良くないし、この発酵したフィッシュソースの旨味が人々に分かりにくいとか、比較的新しいので、ただあまり知られてないだけとかいろいろ原因があると思うのだが、このレストランだけにはつぶれてほしくないなあ。私とかあちゃんは心から心配している。