とうちゃん亭

アメリカで暮らすとうちゃんの日記

待ちに待った屋外ファーマーズマーケットが今日スタート。朝早く起きて、皆を起こす。休日の方が元気がいいとかあちゃんに軽く突っ込まれる。マーケットはピークにくらべると約半分ぐらいの出店なのだが人出はピーク並み。皆この日を待っていたんだなあと思う。去年ほぼ毎週来ていただけあっていろいろな農家と知り合いになった。挨拶を交わしつつ一周。思ったよりもいろいろな野菜を買う事が出来て満足。特に嬉しかったのが今や我が家では春の風物詩となっている行者ニンニク。去年もニラの風味のする野菜として何度か日記に登場したのだがいろいろ検索した結果、”行者ニンニク”と日本で呼ばれる物にそっくりだと判明した。葉は柔らかく、味は濃厚。サラダでも炒め物でもいける(写真は去年の物)。

マーケットから帰ってきたら早速購入したごぼうできんぴらを作る。とても柔らかくて新鮮なごぼうだ。マーケットが始まると料理がもっと楽しくなる。今日は作る気満々だ。
昼食は残ったカレーのルーを使ってカレーうどん。今日は出汁と醤油が強めのそば屋さんのカレーうどん気分。片栗粉でたっぷりととろみをつける。麺は常備している乾麺。なかなか美味しく出来た。

夕食は友人家族から”どこかへ食べに行きませんか?”と誘われたのだが、今日マーケットで手に入れた物を楽しみたかったので我が家にお招きする事にした。友人は焼きおにぎり、ナムル、ポテトサラダ、ケーキ、ワインなどを持って来ていただいたので、返って手間をかけさせてしまったかも。
まずはビールで乾杯していろいろとつまむ。友人が持ってきてくれた物に加えて、きんぴらごぼうイカを三升漬けで和えてスライスした行者ニンニクを合えたもの、行者ニンニクと椎茸(これもマーケットから)を卵で炒めたもの、カブの葉をジャコと炒めてかつお節をかけたもの、いぶりがっこなど。友人は秋田に住んでいたのでいぶりがっこを懐かしんでいた。

マーケットにはダチョウ農家が参加しているのだが今まで試した事が無かった。何でも食べちゃうとうちゃん亭としては一度試さなくてはと思っていたので、今回ステーキ肉を購入してたたきにしていただいた。オニオンスライスをしいてきゃベタレをかけてワサビでいただく。これがなかなかあっさりしていて評判だった。

メインはラックオブラムのグリル。これもマーケットで一番気に入っている羊肉。肉の柔らかさといい、ジューシーさといい、味といい抜群。羊の脂身を焼いて脂を出して、それと、お店でたまたま見つけたポートワインソース、塩少々でソースにした。ポートワインソースの甘みがすばらしくラムと合う。これまたマーケットで購入したマイクログリーンとカブのサラダを一緒にいただいた。かぶは塩漬けにでもしようかなと思ってスライスして食べてみたらそのままであまりにも美味しくてこれは絶対にサラダだと思った。最近気に入っているニンニクを隠し味程度にちょっとすりおろしていれたシンプルなビネグレットでいただいた。

〆にはマグロの漬け茶漬け。私のお気に入りで最近頻繁に食べているのだが、友人達にも試してもらいたかった。なかなか評判だった。
マーケット初日を十分堪能した一日だった。