とうちゃん亭

アメリカで暮らすとうちゃんの日記

ここ三日ほど夕食は御飯から遠ざかっていたので今日は御飯を食べるメニューにしようと思っていた。午後にちょっと日本食料品店に顔を出したらなんとちょうどスペイン近海で捕れたと言う本マグロの塊が入荷したところだった。ご主人がそれを切り分けるところを見学していたのだが、あまりに美しい中トロの部分の冊を買う事に決めた。新鮮さといい味といい、この辺りではさすがにこのレベルのマグロには滅多に出会えない。夕食には500gぐらいある冊の半分をいただいた。一口食べたとたん上の息子が”これは美味しい。”といって感動していた。 ”そうかお前にもこの違いがわかるのか。”とちょっと嬉しい。最近かなり赤身派になっていた私もこれは別格だった。

マグロを切り分けているときにご主人が血合いと骨の部分を捨てようとしていたので、捨てるのだったら下さいと言ってもらってきた。骨の部分は間の肉をこそげとってネギトロにした。普段はこっちに食い付く上の息子は今日は中トロ専門に食べていたのだが、かあちゃんがすごく気に入ってくれた。血合いはショウガ醤油とみりんで下味をつけておいてカツにする。下味をつけたのが良かったのか、血合いなのにかなりあっさりと食べられるカツになった。下の息子はとにかくソースで食べるものが好きなのでこれが好きだったみたいだ。しかも彼はまだお刺身は食べられない。上の息子も4歳の頃は刺身が食べられなかったが今は大好きになったので、きっと下の息子もいつか食べる日が来るだろう。

実はニラがまだまだ余っている。これを消費しようとスープを作る。挽肉を炒めたら出し汁を流し込んで、タマネギ、キャベツと煮込む。最後に味噌で味を付けたらニラを投入して出来上がり。味噌汁ではなくて味噌スープと呼ぶのがあう一品だ。かあちゃんが”麺を入れたくなるなあ。”と言っていたが、まさにそんな感じのスープだった。