とうちゃん亭

アメリカで暮らすとうちゃんの日記

ironchef012006-11-24

もう随分前のことだがインターネットで日本で豆乳鍋なるものが流行っているのを知った。まずは出来てくる湯葉を食べてから鍋というアイデアがどうしても試してみたくて豆乳を買い求めたのだが、アメリカで売っているのはほとんど味付き。甘かったり、バニラ風味が付いていたり。やっとこさプレーンの豆乳を見つけたものの鍋に入れてもいっこうに湯葉ができない。きっと豆乳が薄すぎるのだろうと思ったのだが、原因は不明。
それ以来豆乳鍋にはトライしてなかったのだが、だったら自分で豆乳を作ればいいんじゃないかと思ってオーガニック大豆を購入昨日から水に浸しておいた。今日は休日なので朝から大豆をミキサーで液状にする。鍋で煮込んだら布巾で濾して豆乳とおからが出来た。作り方はいつもお世話になっているこのページ男の趣肴ホームページ(main)男の趣肴ホームページ(main)を参考にさせていただいた。それにしてもおからの量は半端ではない。せっかく大量にでたのでさっそく卯の花を作る。最後にとき玉子であえると全体がしっとりとまとまって好み。わたしは卯の花でごはんを食べるのが大好きなのでしばらく楽しめそうだ。

豆乳はクリーム色でとてもまろやかな味。このまま飲んでも相当いけるという感じ。かなり濃いので湯葉への期待がふくらむ。

ここまで作ったら豆腐も作ってみたくなった。網の上にガーゼをしいてそこににがりで固めた豆乳を流して豆腐を作る。少量の豆乳しか使えなかったのでほんの少しの豆腐が出来ただけ。それでも味わってみるとこれがなかなか美味しい。豆乳も豆腐も味わいがある。今度は本格的に豆腐作りをしてみよう。

さて夕食の豆乳鍋。まずは豆乳だけで煮込みはじめる。すると何か膜状のものが出来てきて、箸で簡単にすくうことができる。これこそ湯葉だ。すくってしまってもまた膜がどんどん出来てくる。かなりの回数”すくってポン酢でいただく”を繰り返した。やっと湯葉つくることが出来て大満足。
湯葉ができなくなってきたら出し汁を足してもう一度煮込んで鍋の具を入れはじめる。具は鶏団子、えのき、しいたけ、クレソン、白菜、ニンジン、カニの爪、油揚げ。具が煮えて鍋から取り出すと豆乳が絡まり付いてきて、それをポン酢と一緒に食べるとたまらない。特にスープがたっぷりと滲みた油揚げは絶品だった。

大豆ってすばらしい食品だ。