とうちゃん亭

アメリカで暮らすとうちゃんの日記

今日は友人家族と朝早くからドライブにいく予定だった。ということでマーケットには早朝行って、必要なものを買うだけにとどめた。8時前ぐらいに出発して友人と落ち合い、進路を北へ。特に何をすると決めている訳ではなく、行き当たりばったりで田舎を満喫しようといった感じのドライブ。途中で休憩を挟んで11時頃小さな街にたどり着いた。街のファーマーズマーケットをのぞいてみる。小さなマーケットだが野菜や木細工などが売られている。ちょうどニンニクを切らしていたので粒が大きくて良さそうなものを3個購入。

お腹が相当空いてきたので、この小さな街でなにか探すことにする。しばらく歩いているとメインストリートと思われるところにカフェがあったのでトライしてみることに。見かけからして良さげだったのだが、このカフェが予想以上のお店で非常に楽しんだ。まずコーヒーがうまい。カフェラッテを飲んだのだが、ちょうど私達の好み。私は野菜の入ったグリルドチーズサンドを注文。全粒粉でつくったパンがしっとりモチモチで、しかも、良い香りがした。3種類のチーズと野菜の相性も最高だった。あまりにパンがおいしかったので、店員さん(多分店長さん)にローフで売っているかと聞くと”売っているよ。”と言って同じパンの焼きたてを一斤持ってきてくれた。”パンがおいしい。”とほめたら、非常に喜んでくれてしばらく雑談。どうやらパンを焼くことに相当力をいれているらしかった。料理への情熱もかなりありそうだった。旅先でこういう人やうまいものに出会えるとうれしくなる。かあちゃんが注文したブリトーもちょっとシェアしたがこれも本当においしかった。

腹ごしらえをして、さらに少しドライブ。アーミッシュの人々が住む集落を訪れた。すべての家は農家の作りになっていて野菜を栽培したり、家畜を飼っている。ここではアーミッシュの人々がパンを焼いたり、木細工や家具を作ったり、パッチワークを作ったりしてそれを売り自分たちの生計を助けている。アーミッシュの人々の生活は非常にシンプルで未だに電気は使わず、主な交通手段は馬車。道々で彼らの馬車を見かけた。それぞれの家(兼お店)でドーナッツを買ったり、木細工を見せてもらったりして午後を過ごした。

最後に寄ったのがパッチワークを売っているアーミッシュのおばさんの家。家の中に招いてくれて彼女の作品を次々と見せてもらった。それぞれのパターンに名前がついている。あまりにすばらしいものがおおくて私もかあちゃんもすっかり魅せられてしまった。おばさんの人柄も私達はものすごく気に入った。小さめのものを気に入って一つ購入。私とかあちゃんはキングベッドサイズの大きな”Trip around the world”というパターンのパッチワークがものすごく気に入った。お金をためていつかまた買いに来たいものだなあ、とかあちゃんと語り合う。そのお家で薪を使う料理用のストーブなども見せてもらった。電気を使わないので冷蔵庫もない。だけど、すべてのものがものすごくきれいに磨いてあって、とても気持ちのいいキッチンで感動。
帰りは州立公園内をドライブするルートをとる。ほとんど葉は落ちてしまったがなかなかの景色。

帰宅途中にハロウィーン用のカボチャを売っているお店に寄る。ものすごい数と種類のものが売られていたが、両手で抱えていっぱいぐらいの大きさのオレンジのカボチャを購入した。

私もかあちゃんも田舎の景色を見ているだけで心が休まるタイプで今日のドライブはいいリフレッシュになった。最近いろいろなカルチャーなどにも興味がでてきた上の息子も楽しんだようだ。