とうちゃん亭

アメリカで暮らすとうちゃんの日記

コンパスもってハイキング

今日は皆でハイキング。師匠の家の裏の森というか山を進んで行って、さらに山登り。人がほとんど入り込まない秘密の場所を教えてくれると言う。私はこの手の話にとても惹かれる。師匠は何度も行っていて場所に詳しいので安心なのだが、道があるわけではないのでコンパスを頼りに進んで行く。息子達はコンパスを持たせてもらって嬉しそう。ちょっとした冒険家気分だ。かなり急な上り坂を登って行くと急に視界が開けた。そこには氷河期直後にできたスペリオール湖のビーチの跡があった。その頃の水位は現在よりもずっと高かったのだ。氷河期のものがそのまま残されているという事実に感動してしまう。

ちなみにこれが現在のビーチ。

スペリオール湖のビーチは湖の波に長年もまれた丸い石が敷き詰められているところが多いのが特徴。
そしてさらに上へ登って行くと秘密の湖が見ることができる丘に到着。これもおそらく氷河期直後の湖の名残。向こうに現在の湖を見ることができる。写真ではわかりにくいが現在の湖よりずっと高いところにある。なんて神秘的な美しさなのだろうと感動してしまう。

半日ずっと歩いてきた。師匠夫妻は下の息子が文句も言わずに大人のペースにひょいひょいついて来るのに驚いていた。ハイキングはしょっちゅうしているので下の息子も相当脚力がついているんだろう。

夕食は家に招いていただいたお礼に私達が準備させていただいた。師匠はうどんが好きだと聞いていたので、とうちゃんの母ちゃんに持たせてもらった稲庭うどんをいくつか持ってきた。つゆもあらかじめ出発前に作って持ってきておいたのだ。美味しい、美味しいと言って喜んで食べてもらった。
もう一品は野菜と豆腐をすき焼風に煮たもの。野菜は冷蔵庫にあるものを使わせてもらった。白菜、ごぼう、大根、ニンジン、さやえんどう、青ネギにタマネギ。普段野菜を中心に食べている師匠夫妻にはこれも相当喜んでいただいた。

食後は家の前のビーチに夕日を見に行く。絶景だ。