とうちゃん亭

アメリカで暮らすとうちゃんの日記

かあちゃん家に到着

飛行機の中では思ったより快適にすごす事ができた。最近自転車の長距離を走っているので、どうやら同じ姿勢を長いこと続けることに体が慣れているみたいなのだ。いつもは色々と体が痛くなるのだが、今回はそんなことも無くかなり調子が良かった。こんなところで自転車が役に立つとは。

飛行機は予定よりも早めに成田空港到着。飛行機からおりる時に熱風を感じる。暑い日本の夏だ。12年ぶりの日本の夏だ。暑くて大変そうだけど、とても楽しみでもある。息子達は暑さにちょっとひるんでいた。それでも上の息子は日本が暑い時に行ってみたいと言っていたので、とてもいい経験になりそうだ。

成田にはかあちゃんの父ちゃんが迎えにきてくれた。今日から千葉県にあるかあちゃん家にお世話になる。

着いてから息子達はずっと眠っていて結局夜中まで寝続けていた。かく言う私も早めに寝て夜中に起きてこうして日記を書いているので、時差ぼけは必至。

かあちゃんの母ちゃんは料理がとても上手なので行くたびに楽しませてもらっている。常に新しいレシピを探しているところがすごい。実は私のレシピもかあちゃんの母ちゃんから教えてもらったものが沢山ある。今日は着くなり糠床や漬けている梅干しを見せてもらったりして楽しかった。さすが糠床はいいものを維持している。糠床をちょっとつまんで味見してみると美味しさがわかる。

夕食は野菜を中心にもてなしていただいた。
食前酒に昭和47年に漬け始めたという梅酒をだしていただいたのだが、熟成がすすんで味がとてもまろやかで感動ものだった。

水茄子の糠漬け。水茄子とはうわさには聞いていたが食べるのは初めて。シャクシャクとしてとても美味しい。食べ始めたら止まらなくなってものすごい勢いで食べてしまった。茄子の漬かり具合も絶妙。

カブとバジルを和えたもの。カブとバジルは意外な相性だ。これはアメリカに行ってもぜひ作ってみたい。

レタスのおひたしもちょっとした驚き。これもぜひ帰ったら作ってみたい。

あとはキュウリ、ワカメ、ジャコの酢の物とか冷凍してとっておいてくれたくぎ煮とか。くぎ煮は関西にいるかあちゃんの父ちゃんの友人が毎年作って送ってくれるそうだ。これも初めて食べたが御飯の供に最高だ。
メインは鶏肉を梅や梅酒を使って中華風にまとめたもの。この暑さの中梅のさわやかさが何とも言えない。

これだけ沢山野菜中心に食べさせていただくと胃がとても軽くすっきりしていて時差ぼけがあるうちなどはとても助けになるので有り難い。しかもどれもとても美味しい。

私は枕は籾殻かそば殻をずっと使っているのだが、そのことを知っているかあちゃんの母ちゃんが籾殻の枕を用意してくれていた。至れり尽くせりで歓迎されてとても嬉しい。