とうちゃん亭

アメリカで暮らすとうちゃんの日記

給食のラーメン?

朝6時の飛行機で出発してフロリダに着いたのがだいたい12時頃。毎年恒例のフロリダ州フォートラウダーデールで行われるミーティング。毎年家族で来ているのだが今年は上の息子の大切なオーケストラのコンサートがあるので私一人で来ることになった。フロリダに将来住みたいとまで言うくらいフロリダが気に入っている下の息子は、今年は行けないと知ってショックを受けていた。
午後のセッションに参加してから引き上げてきたが太陽はまだ高い。家族もいないし、一人でただ部屋にいるのもさみしいので自転車をレンタルしてでサイクリングに出かけた。海岸沿いをずっと走れるサイクリングコースがある。
ということで恒例のフロリダビーチの写真。これ見たら下の息子がうらやましがるだろうな。

夕食はサイクリングの途中ですましてしまうことにした。見つけたのはアジア系ヌードル専門店。値段も手頃そうだったので決定。麺の種類、スタイル(焼きとかスープとか)、具、味付けを選んで自分のヌードルを作るというお店。メニューを見てみると麺の選択になんと”Ramen”とのっているではないか。これは結構めずらしいこと。まあうまいシコシコの麺が出てくるわけは絶対ないとわかりつつも試さずにはいられないのが私。味は韓国風のラーメンにした。

具沢山でなかなかいい。干し椎茸が沢山入っていて嬉しいのと、白菜がコチジャン系の甘辛いソースと良く合う。
さて、そして麺。

”こ、これは。”と一口食べて思い出したのは小学校のときの給食のラーメン。私達の小学校では時々ラーメンがメニューになっていた。ビニール袋に入った麺をスープに浸してほぐして食べるというものだった。”これラーメンじゃないだろ。”と子供ながらも内心つっこみつつ、結局良く食べていたような気がする。好きなのか、嫌いなのか? どちらかというと好きだったのかもしれない。
今日の麺がその給食のラーメンにそっくりの味と歯ごたえだった(かなり柔らかい)。それっていいのか? お腹が空いていたし、なつかしさもあってなんだかものすごく楽しめた。そしてスープがかなりおいしかったのだ。こちらは給食以上。いかんと思いつつ、スープを飲み干してしまった。セルフサービスなので食べた後、空のお椀を持っていったら、おやじがそれを見て満足そうに笑っていた。おやじ、なつかしい麺をありがとう。来年また一回ぐらい来てもいいかな。