とうちゃん亭

アメリカで暮らすとうちゃんの日記

ironchef012006-10-01

早起きのクセがついてしまったのだろうか、朝わりと早めに起きてしまう。インターネットをしたりしていたらお腹が空いてきたので昨日の天ぷらの残りを使って天玉丼にする。天つゆに甘みを足して天ぷらと玉子を投入して煮詰める。玉子は半熟にしてみた。天ぷらの衣に甘辛いタレがしみて最高に旨い。朝からしっかりと食べてしまった。上の息子は昨晩から友人宅へお泊まりに行っている。ひとりでご飯作って朝から写真を撮っている、ちょっとマニアだなと苦笑い。ちょうど食べ終わったころにかあちゃんも起きてきたので同じ物を作ってあげる。かあちゃんもこれが大好きで大喜びしてくれた。

昼には上の息子も帰ってきてみなで昼ご飯。昨日のコーンマヨネーズトーストがものすごく気に入ったのでもう一度皆で食べた。

春先にマーケットでものすごく美味しいラムに出会った。ラムがあまりに美味しかったので、そこのファームのビーフも試してみようということになった。ところが、おばちゃんが”うちは牛肉は4分の1頭か2分の1頭で契約して売っているのよ。”という。試してみたかったのだが牛の4分の1頭買いにはちょっと躊躇してしまった。いろいろ考えてみたが4分の1頭(肉が約70kg)で$600は値段的には相当お得だったし、どうやら牛も羊同様、ものすごく丁寧に育てているみたいだった。肉牛は草だけを食べて育ったアンガス(アメリカではポピュラー、肉が美味しいので有名)とギャロウェイ(健康で、肉の風味も良いとされている)という種をかけあわせた牛で、肉は出荷前に2ー3週間熟成(ドライエイジ)していると言っていた。とにかく自分の仕事を非常に誇りに思っているおばちゃんが生産した肉がどうしても食べてみたかったのでかあちゃんと相談して契約決定、私達の契約した牛がちょうどいいサイズに育つのを待っていた。そして昨日マーケットで契約分の肉をもらってきたのだった。いろいろな部位を4等分してもらえるのであらゆる肉の部位が入っている。箱形の冷凍庫が一杯になった。タンは他に食べたい人がいなかったのでラッキーなことにまるまる一本私達がもらった。
早速サーロインステーキを一晩冷蔵庫で解凍してステーキで食べてみることに。炭焼きグリルで焼いて食べた。草だけを食べて育った牛特有の脂分がほとんどない赤身にはうまみがぎっしりとつまっていてなんとも味のいい肉だった。しっかりと熟成(ドライエイジ)された肉はうまみがより凝縮されている。これはうまい。上の息子も”なんて旨いんだ。”といってかぶりついている。実は70kgも購入したので、正直今日の感想は、美味しくてうれしいと言うより、美味しくてほっとしたといったところなのだが。