■

とうちゃん亭アドバイザーのかあちゃんの母ちゃんに教えてもらった料理を夕食にいただく。実は二日前の晩豚バラ肉をゆっくりと２時間以上蒸しておいた。ホロホロになったそれを冷蔵庫に入れておいて今日スライスする。スライスした豚肉に塩を軽くふりかけてフライパンで外側がカリッとするくらい焼く。焼いた豚肉は、からし、大根おろし、醤油でいただく。この料理、見かけはシンプルだがむちゃくちゃうまかった。まわりはカリッとしているが、かむとトロッとした感じと同時にうまみ成分がじゅわっと口に広がる。きっとゆっくりと蒸す過程でうまみ成分が肉にたまっていくのだろう。しかも蒸す過程と焼く過程で脂が相当落ちるのだろうか、脂っこくない、よっていくらでもいける。大根おろしで食べるところもいい。付け合わせには肉を焼いた時に出た油で炒めたアスパラを。軽く塩胡椒しただけ。
おそらく今年最後であろう地元産のほうれん草。霜が降りるぐらいの温度でハウス栽培されたものらしい。ほんのちょっと湯がいてすりおろしたショウガ、かつお節をまぶす。チロッとしょうゆをかけていただく。茹でた後つまみぐいしたらあまりに甘くて、そのままつまみぐいが止まらなくなってしまったぐらいうまいほうれん草だった。
アラ汁はもうアラはないが玉子をポンと落として火を通していただく。アラ汁は今日が最後。