とうちゃん亭

アメリカで暮らすとうちゃんの日記

ironchef012005-11-12

これまでいろいろ楽しませていただいたファーマーズマーケットは今週から屋内に移動。店の件数もぐっと減るが、まだまだカブやほうれん草など旬の野菜が売られている。大好きな肉屋さんも来るのでまだまだ楽しめる。地元で生産されたものだけが売られるのでこれが冬真っ盛りになるともっと規模が小さくなる。とにかく今週も朝早く起きてみんなで行く。
今日の昼食にはローストビーフサンドを食べる予定で冷凍してあったものを冷蔵庫でゆっくりと解凍しておいた。マーケットの帰りに焼き立てのイタリアンブレッドを購入。まわりカリカリ、中もっちりの好みなやつ。まだ温かかったそれを家に帰ってきてスライスしてサンドウィッチに使う。ちょうどサンドウィッチによさそうな立派なレタスがあったので一緒にはさむ。マーケットで今日購入したチーズたちやトマトスープなどとともにいただく。チーズはカマンベール系のもの、3年ものもホワイトチェダー、そして伝統的なレシピで作ったというチェダーなど。とにかく作っているおやじが熱弁をふるっていて情熱が伝わってくるのがよかったのと端から味見させてもらったらかなり好みだったので購入。加えて私は”伝統的な”とか”昔ながらの”といったフレーズに非常に弱い。とにかくかなり豪華な昼食になった。ローストビーフサンド最高の出来。
これまたマーケットで”霜で甘くなったほうれん草”と宣伝してあった色の濃いほうれん草に出くわす。先週もずいぶんほうれん草は食べたのに宣伝文句と色にひかれて購入。そこでひらめいたのが常夜鍋。本来は豚バラスライスを使うのだがバラ肉はマーケットでは売られていないので肩ロースのブロックを早速購入(おそらくほとんどのアメリカ人はバラ肉をみんなベーコンに加工してしまう)。かあちゃんの母ちゃんが”半解凍した肉だと超薄切りもできるわよ”とメールでいっていたので、昼食後、包丁をよく研いで半解凍のその肉の超薄切りに挑戦。凍り方が良かったのか、包丁が良かったのかかなり上手な薄切りにできた。上手にできるとかなり楽しい作業。
そして夕食は常夜鍋。ずいぶんと熟成されてきた手作りポン酢とゴマだれを用意。常夜鍋には基本的にはポン酢とあわせるのが好みだが、たまにゴマだれをはさむのも良し。ちなみに私は牛シャブにはゴマだれの方が好き。とにかくひたすら豚スライスとほうれん草を食べるが、うまい、飽きることを知らない。ごはんも一緒にいただく。下の息子のツボにはまったらしくものすごい勢いで(肉だけ)食べる。彼は鍋を見た瞬間からうどんを所望していた。去年の冬のこと覚えてるのかな?まだ2歳だったのに。とにかくひとしきり食べ終わった後うどんを投入。麺つゆを軽くお椀に入れておいてあつあつのスープとうどんをそこにいれねぎと一味をちらしていただく。これが全員のツボにはまる。日本から送ってもらった乾麺なのだが、最初に一束。そしてもう一束。さらにもう一束と結局全員で300gも食べてしまった。なかなか楽しい食卓だった。やっぱ鍋は家族のコミニュケーションが多くていいな。