とうちゃん亭

アメリカで暮らすとうちゃんの日記

かあちゃんが最近新しいメキシカンパン屋さんを発見。このあいだ昼食時にかあちゃんと訪ねたのだが、メキシカンパン屋さんの菓子パンは日本の菓子パンみたいだ。特にカスタードクリームロールは日本で食べた菓子パンを彷佛とさせる。パン生地がほのかに甘くてカスタードは甘過ぎない。ケーキも生クリームでちょうどいい甘さ。しかもめちゃくちゃ安い。デザートや朝食にと仕事帰りにみんなで菓子パンやケーキをそのお店に買いにいった。このパン屋さん朝早くから夜遅くまで次々と焼き立てが出てくる。焼き立てのパンのにおいを嗅いでいたら空腹に拍車がかかってとにかくどこかへ食べに行こうと言うことになった。そういえば近くにパエリアを出すスペインレストランがあったのを思い出す。実は行ったことはなかったのだが私達の行ってみたいレストランリストに入っていたのだ。そして速攻でそのレストランへ駆け込む。前菜にエスカルゴのガーリックバターとサラダを注文。どちらもうまい。エスカルゴのテキスチャーがたまらない。それにガーリックソース。余ったガーリックソースはパンですくっていただく。サラダはアスパラと極薄にピールしたキュウリ、ペストのようなドレッシングでいただく。このドレッシングがまたいい。ここまではすごくいい。そしてメインのパエリア2人前。”これで二人前ですか?”というぐらいのパエリアが大きめのパエリアパンで来た。うえに魚介類がたっぷり。と、ここまできてふと気付いたのだが、どうもマネージャーだかオーナーだかの結構えらいと思われるおばさんが頻繁にフロアをチェックに来る、しかもにこりともせずテーブルを見回しては戻っていく。なんかあまり感じが良くない。そこで事故が発生。上の息子がエビを喉に詰まらせそうになってかなり激しくげほげほしはじめて、私が助けに入るぐらいだった。頻繁にフロアに来ていたおばちゃんもちょうど居合わせて表情かえず冷たく一言”あら恐い”。客商売なのに”大丈夫ですか?”ぐらい言えないのかとちょっとムッとした。その後も何度も仏頂面でフロアにきては見回していく、目が合ってもにこりともしない、やめてくれー。こういう人は絶対に食べることも愛していないと断言できる。ということで前菜まで楽しんでいた気分がかなり吹き飛ぶ。米も固めにできていてまずまずと思っていたパエリアも、微妙に塩味が濃くて、後半になってくると少しつらくなってくる。が、意地で完食(なんの意地かわからないが)。それでも雰囲気が良ければずいぶんと楽しめたのだろうが、おばちゃんのせいで雰囲気も良くない。しかも値段は安くない。このサービスでこんなに請求しないでくれー。きっと”オーナーが変りました。”というニュースを聞くまで2度とこないなこの店は。ここにこなくてもこの街にはすばらしいレストランがいくらでもある。そうだ今度は自分でパエリア作ってやる、固く決意するとうちゃんだった。