とうちゃん亭

アメリカで暮らすとうちゃんの日記

タン塩最高

ironchef012005-10-08

今日はかあちゃんのためにスペシャルディナー。
せっかくのスペシャルなので普段なかなか食べないものと思って構想を温めていたのがこれ、”タン”!!! アメリカでタンを見ることは稀である、というかほとんどないが、二週間まえファーマーズマーケットを歩いていた時のこと、自分で育てている牛肉を売っている農家のところでお品書きに”Tongue"という単語を発見、何かの機会に買ってやろうと考えていた。今日朝一番にその農家の店先で"牛の舌ある?"って聞いたらあると言うので喜んで二本いただく。ここの肉は全部自分のところでじっくりドライエイジさせている。このタンにも期待がかかる。しかしこのタンは処理が全くされていない舌のまんまである。上の息子牛の舌を見てショックを隠せない。
家に帰ってくるなりタンの処理開始。タンの処理などしたことがないのでインターネットで情報を収集した。まずは熱湯にさらす。一応5分でやってみる。それから皮をそいでいく。ここで活躍したのが誕生日に息子からもらったはさみ(9/11日記)。これがなかったら相当大変だったと思う。とにかく二本とも処理し終わり一本はタン塩焼き用に厚めのスライスにする。きれいなピンク色をしていた、うまそうだ。もう一本はタンシチューへ。タンシチューは小林カツ代さんのレシピを参照。
じっくりと(約三時間)タンを煮込んでいるあいだに、下の息子ははじめての誕生会およばれしてそれにかあちゃんと行き、私は上の息子とサイクリング。帰ってくるとタンはとろとろになっていた、いい感じ。しかしこれが後に思わぬことに。
かあちゃんは自称”いもねえちゃん”であり、イモ料理が何よりも好き。そこでかあちゃんの好物の一品”ポテトサラダ”をメニューにいれる。ファーマーズマーケットで買ったとれたてジャガイモ、キュウリ、タマネギそして手作りハム。さらにゆで卵をいれてできあがり。よくあるメニューでも材料がいいと一段上のおいしさになる。
さてディナー。舌を見てショックをうけていた上の息子果敢にタン塩に挑んでいた。じっさいかなり気に入ってたみたいで相当良く食べていた。シチューも相当気に入っていたらしく”これ何の肉?”と聞いていた。”あれ知らなかったの?それも舌”歯ごたえの違いが不思議だったと思う。
実はタンシチューを生まれてはじめて食べるかあちゃん、タン塩みたいな歯ごたえのある肉がシチューに入っていると想像していたらしい。なのでとろとろの肉を食べた時ちょっと驚きがあり苦手意識が目覚めてしまったらしい。最後まで食べてくれたけど、タン塩のほうが好きだったらしい。実際タン塩は想像以上のうまさ。少し厚めにきった肉がなんともジューシーだった。これはまたやらなくては。タン塩にはキャベツのナムルを添えてみた。