とうちゃん亭

アメリカで暮らすとうちゃんの日記

ハッピーバースデー、かあちゃん!!!

かあちゃんの誕生日。
仕事場から早めに帰ってきて料理をする。かあちゃんには仕事が終わったらジムで運動してきてもらう。
息子達も一緒に料理。せっかくなのでいろいろと教えてあげながら料理。
下の息子はマッシュルームやエビをカット。小さな果物ナイフでナイフの使い方を教えてあげた。
上の息子はもう少し難しいタマネギのカットに始まり、タマネギをバターでじっくりと炒めることやホワイトソースをトロリとするまで火にかけることなど大活躍だった。
まずは上の息子が長時間かけて炒めたタマネギで作ったオニオンスープ。炒めたタマネギに家に帰ってきてからひたすら煮込んで作ったビーフストックを注いでさらに軽く火を通したら出来上がり。オニオンスープはかあちゃんの好物。

西洋カボチャをオーブンで1時間ぐらいロースとしてそこへ餡を詰めるという一品を作った。餡の中身は挽き肉、タケノコ、椎茸、ニンジン、タマネギ。野菜にはあまり火を長く通さずシャキシャキ感を楽しむ感じにした。カボチャのトロッととのコントラストが楽しい。これはとうちゃんの母ちゃんから日本にいた時にアイデアをもらっていつかやってみようと思っていたもの。上の息子も喜んで食べていた。

メインはかあちゃんからリクエストがあったグラタン。エビ、ホタテ、イカの入ったシーフードマカロニグラタン。ホタテはベイビースキャロップと呼ばれている超小ぶりのもの。小ぶりだがスープなどにする旨味的にはこちらの方がすごい。あとはタマネギとマッシュルーム。チーズをのせてオーブンで焼いて完成。シーフードの旨味たっぷりのマカロニグラタンをかあちゃんはとても喜んでくれた。


ディナーの後は恒例のバースデーソングとケーキ。
ケーキはサプライズなミルフィーユ。最近フランス人がやっているベーカリーが我が街でオープンしたのだが、そこのフランスパンがとても美味しかった。なにしろ旦那さんと奥さんはフランス語でしゃべっている。これは期待できるなと思って、かあちゃんがかねてから食べたいと言っていたミルフィーユが出来るかどうかかあちゃんに内緒で聞きにいったのが昨日のこと。学校でフランス語を習い始めた上の息子に聞いたら”ミルフィレー”と言う。そんなに遠くないと確信したので思い切って”ミルフィレー作れる?”お店で聞いたらなんとか通じた。しかも”明日までに作れるわよ。”と言う嬉しい返事。”これはかあちゃん驚くぞ。”と思いながら今日をむかえたのだった。今日調べてみたら、日本で言うミルフィーユは、フランス語ではどうやらミルフィエ(男性?)とかミルフュイー(女性?)という発音に近いみたいだ。
ミルフィーユはとてもシンプルな見かけのものだが、生地が抜群に美味しかった。サクサクなのだ。しかもフルーツリキュールを使っていると思われるカスタードがまた最高に美味しい。これはすばらしい。こんな美味しいミルフィーユをアメリカで食べることが出来るとは思いもしなかった。出来たばかりのお店なのに連日行列ができているのもうなずける。だいたいわが街で行列など滅多に見ることはない。


さて私の時がギターだったので、上の息子に”今度はバイオリンにしたら。”と薦めてみたら、バイオリンでバースデーソングを弾いてくれた。
漫画を書くのが趣味な上の息子は自分で作ったコミックブックを、下の息子はバースデーカードをかあちゃんにあげていた。上の息子のコミックブックにはおまけにうまい棒(日本から持ってきてとっておいたもの)が付いていてかあちゃん大喜び。
かあちゃん、誕生日おめでとう!!!